平素よりお世話になっております。

経済学部一年の岩﨑です。

街がクリスマスムードに染まる中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

部内ではインフルエンザが蔓延しておりますが、なぜか私は感染者と寝技をしても、未だに感染しておりません。オフの期間に入ったばかりでもあるので、このまま体調を崩すことなく、健康を維持できればと考えております。

さて、私は大学から柔道を始めたのですが、経験の浅さもあり、もちろん未だに他の部員たちには及んでおりません。しかし、その一方で、他の部員から「パワーはある」と言われることがよくあります。実際、組み手の段階では力んでしまい、相手に簡単にいなされてしまう場面も多く、自分の未熟さを痛感することが少なくありません。

おそらく、柔道を始めたての四月にこれを言われていたら、素直に褒め言葉として捉えていたと思います。しかし、柔道では脱力が命であるということを学んでから、この言葉は自分の中で引っかかるようになりました。むしろ、「パワーはある(のに勝てないのダッセー)」という含みがあるように感じ、煽りのように受け取ってしまうこともあります。ただ最近では、この言葉を自分の弱点を示すものとしてではなく、技術が伴えば強みになり得る部分だと、少しずつ捉え直すようにもなってきました。

脱力すべきところは脱力し、力を入れるべきところでは力を入れる。その感覚を身につけるまでには、まだ時間がかかりそうですが、日々の稽古を通して少しずつ体に叩き込んでいきたいと思います。焦らず基礎を大切にしながら、自分なりの柔道を築いていけたらと考えております。

皆様もインフルエンザにはお気をつけください。

それでは、良いお年を。