平素よりお世話になっております。商学部1年の加藤すみれです。季節が過ぎるのがどんどん早くなっているように感じるのは私だけでしょうか。前回の部員日誌で秋服を楽しみたいと書きましたが秋服を着る機会もなく本日ヒートテックを箪笥から出しました。もう冬です。
春夏秋冬オールシーズン愛する私ですが冬は特に好きです。夏のようにみんなが活気に溢れ元気で笑顔になる雰囲気も素敵ですが、冬にはまた違った魅力があります。冬は寒さの中に人の暖かみを感じられてどことなくみんなが優しくなる季節だからです。特に冬の入り口で空気がひんやりとしながらも厳しい寒さにはまだ遠い今の時期は、散歩にぴったりの気候です。最近は最寄り駅の一つ手前の駅で電車を降りて家まで遠回りをしながら散歩して帰るのが日課になっています。
先日、「秒速5センチメートル」という映画を観ました。「君の名は」や「天気の子」の監督である新海誠の連作短編アニメの実写化です。まだ観てない方もいると思いますのでネタバレは避けますが観ようと思っていて、事前知識無しに見たい!という方はここで画面を閉じてください。
あくまで私の解釈ですが映画の内容は 小学生時代に出会った2人の男女がそのとき、お互いに影響されて好きになったものを大人になって何の繋がりもなくなった今でもお互いに好きで遠いようで2人の距離は近くてどこかで繋がっている。 というものでした。他にも全く異なったコミュニティの知り合い同士が実は繋がっていたという描写もあり、映画を観た感想として一番大きかったのは”人生って伏線回収だな”ということです。住む場所が変わっても、趣味や好きなものが変わっても、自分が関わった人や好きだったものは無くなるわけではなくて人生のどこかで伏線回収が起きるのです。
映画ほど大層なものではありませんが私自身、大学に入ってから”人生の伏線回収”を感じることが増えました。例えば幼稚舎の時仲が良かった人が大学に入ってから仲良くなった友人の友人だったり、私の友達同士が偶然繋がったり。柔道部に入ったのも小中学生の頃に柔道をしていた経験の延長線上にある「伏線回収」かもしれません。小、中、高と異なる環境で過ごしながら張った伏線がどんどん回収されています。しかしこれらは私が慶應という組織に長く所属しているからであり、趣味や好きなものの影響で誰かと繋がる。という経験はまだありません。映画の登場人物たちのようにこれからは自分の好きを大切に育て、それを通じて誰かと繋がれるような人生を歩みたいと思いました。
p.s. 先日、マネージャーの三好桜子が19歳になり友人たちと誕生日会をしました。彼女の誕生日を祝うのも毎年恒例の行事になっています。来年も再来年もその先もずっとお祝いしていきたいです。これからも変わらない君でいてね。
