残すところ2回の部員日誌。
先輩方の日誌を読み返すと、みなさんはどんな気持ちで4年間の集大成を迎えたのだろうと思います。安心感なのか、緊張感なのか。
かく言う私自身も、今どんな気持ちなのか、正直うまく言葉にできません。なので、今回はあえて簡潔に日誌を書こうと思います。
強いて言えば、やり遂げた満足感よりもマネージャーとして運営する側として「何事もなく」という思いが一番大きいでしょうか笑。
それはさておき、選手の皆様、尼崎本当にお疲れ様でした。
それぞれがいろんな気持ちを抱えた試合であったと思いますが、私はとにかく嬉しかったです。昨年を思えば、あの舞台で応援できたこと自体がもう夢のようで、しかも1回戦に勝ってくれたこと──あの瞬間は本当に、胸がいっぱいになりました。素敵な景色を見せてくれて、連れて行ってくれて、ありがとう。私の学年は誰1人出ることは叶わなかったけれども、あの舞台に立つ後輩たちの背中を見て、「彼らのために私たちは少しでも何か残せていたらいいな」と心から思いました。
私たちの代は至らない点も多く、先輩方や後輩たち、皆様には多大なご迷惑をおかけしました。せめてその分、同世代のマネージャーとして皆の支えになれるよう、日々、柔道以外でできることを考え、積み重ねてきました。その中で学んだ忍耐や思いやりの心は、今となっては何よりの財産です。そして、そんな日々のすべてが今では温かい思い出となっています。
引退まで、あと少し。
もう大きなことは何もできないけれど、最後まで“何事もなく”終われるように。
マネージャーとして、みんなの背中を静かに見守りながら、笑顔でこの日々を締めくくれたらいいなと思います。
