ご無沙汰しております。戸狩合宿から帰宅し14時間睡眠を経てピンピンになった井口です。本日は実家のリビングよりお送りいたします。7泊8日、寝て食べて走って柔道をするだけの戸狩生活が終わり、長野よりも美味しい都会の空気を吸いながらこの文章を書いていることに違和感を覚えております。ついこの間始まった8月も後半に差し掛かり、私がこの部員日誌を書くのもおそらく残り3回か4回になってきました。寂しいものです。残り数回の部員日誌も全力で綴って参ります。

今回は戸狩合宿についてお話しさせて頂こうと思います。戸狩合宿は日体大、慶應大、塾高、日体大荏原、たまに法政大、成城大が参加するとんでもなく長く厳しい合宿です。今回私はAチームの方に参加させていただき8月末に控える東京都学生個人に向けて日体の選手達とみっちり稽古とトレーニングを積んできました。Aチームは試合を控える人が多かったため柔道のパフォーマンスを上げることにフォーカスした練習が多かった一方でBチームは体力無限、元気モリモリの高校生達とまさに根性が問われる稽古をしたそうで、特に今年入学してきた1年生達には厳しい1週間だったようです。私も1年生の時に初めて参加した戸狩合宿はあまり記憶が残っていないのですが、それほど大変だったことだけは覚えています。翌年2年生時の戸狩合宿では増量して強くなることだけを考えて取り組んでいたので重量級の選手とガッツリ組み合って投げて投げられてを繰り返しました。戸狩後の練習で細谷颯太先輩に「強くなったな」と言われて嬉しかったです。

今年の戸狩合宿も例年同様毎日厳しい稽古と疲労に向き合わなければならない中で、これまでと違う点が1つありました。それは合宿中都学個人の対戦相手が発表されたことです。どうしてもたるみがちな中盤で、想定すべき選手が分かったことで、選手の気は再度引き締まり練習の目的が明確になりました。改めて目標を明確に持って取り組むことの大切さを実感した瞬間でした。そこからは毎日の練習がより充実したものになり一瞬で時が過ぎ去り気がつけば最終日の前夜のバーベキューになっていました。バーベキューでは1週間の労いと試合に向けた士気向上を図ることができ、非常に有意義で楽しい時間となりました。

以上が今年の戸狩合宿の大まかな振り返りですが各部員にとって忘れられない思い出ができ、一皮剥けられたなら嬉しいです。試合まで残り2週間を切っていますが気持ちを切らさず頑張ります。応援よろしくお願いします。

お わ り