ご無沙汰しております。文学部3年の呉銅敏です。
最近、日傘を使いはじめました。男らしくないと言われたりするのですが、紫外線って、本当に肌に悪いらしいですので、皆さんも、紫外線量の多い夏だけでも日傘を使ってみましょう!
僕は最近、幸せというものを研究しております。
先日ジュンという男とマックで話をしていたら、彼の二人の知り合いの話題が出ました。
一人は、お父さんがすごく金持ちで、一か月になんと何百万円も自由に使えるらしいです。いつもマイバスで、100円のアイスボックスが食べたくても節約のために我慢している自分の姿を思い出すと、自分がすごく惨めに思われてしまいました。しかし、その人は金銭的に余裕があるにも関わらず、いつも苦しがり、ちっとも幸せそうではないということでした。
もう一人ですが、その人は、火災で家が燃えてしまったそうです。家も、携帯も、すべての思い出が一瞬で空中に消え去った。しかし、彼は、落ち込むことなく、「やべー」という一言、そしてすべてを笑い飛ばしました。
すごく極端な二人ですが、幸せとはどういったものだろう、と自分を悩ませるきっかけとなりました。
私たち、現代人は、すごく豊かな生活を過ごしております。たった何百円で電車に乗って遠くまで行けますし、世界中の食べ物も手軽に手に入れることができます。また、クオリティの高い食べ物も、何千円で食べられますし、携帯でいつでも面白い動画をみることもできます。このような生活の水準は、大昔のどの時代の王様も満喫することのできなかったもので、文明の発展の恩恵を、私たちは毎日毎日楽しんでいるのです。
しかし、私たちは幸せでしょうか。自分自身に聞いてみてください。自分は今、幸せなのか、と。もちろん、楽しいことや、面白いこともたくさんあるとは思いますが、私たちの周りには、きっとうつ病になったり、苦しんだりする人が沢山いるわけです。それは、我々現代人の精神が弱いからでしょうか。
ミハイ・チクセントミハイが提唱したフローという概念を、皆さんはご存じでしょうか。僕も最近、彼の本を読んでおります。その本にはこのようなことが書かれておりました。
幸せというものは外的要因によって与えられるものではないと。
お金、名誉、欲求、、、本能的な欲求は、満たされたら幸せになりそうな錯覚を起こします。しかし、皆さんもご存じのよう、そのような欲求は、満たされた途端、満足感は減り、また新たな刺激を要求しはじめます。それは、この宇宙が、私たちの幸せとは無関係な法則で流れているからです。人類も、高が動物の一種。永遠たる満足や幸せを感じるようになったら、種の存続が危ういので、焼石に水をかけたら、すぐに蒸発してしまうように、我々の中には欲求が燃え上がっているのです。これが宇宙が動物にかけた頸木のようなものなのです。
幸いなことに、私たち人間の意識は、他の動物には見られない高次元な発展を成し遂げました。本能の声ー>リアクションといった動物的行動のみならず、人間の意識は本能から独立し、優先順位をつけることのできるものになったのです。そのため、私たちは、何を幸せだと思うのかを選択することができるようになりました。一生、幸せになれない欲求の道ではなく、本当の幸せ。その状態をフローというのですが、もっと詳しい内容は是非とも本で確認してほしいです。なんだか、竜頭蛇尾になってしまい、大変申し訳ないのですが、僕の今までの人生で、最も幸せだった時を思い出すと、正にこのフロー状態でした。僕は、このフローを経験することができたということがすごく嬉しく、また経験するためにこれからも努力してみたいと思います。(なんか新興宗教のような内容ですが、普通に集中状態のことですので、変に思わないでください!!)僕も、成人になってから、一回も経験していないのですが、僕はまたそれを経験するために生きていると言っても過言ではありません。もしかしたら、柔道家である皆さんも経験したことがあるかもしれません。何一つ詳しい内容がなくて、再びお詫び申し上げますが、本!読んでみてください。幸せになりましょう。何回も言わせていただきましたが、僕は心から、皆さんの幸せを願っております。
終わり