こんばんは。最近、ヤンニョムチキンの魅力にどっぷりと浸かっている真田康志郎です。ヤンニョムチキンとは、カリッと揚げた鶏肉に、甘辛くコクのある韓国風のソースがたっぷり絡んだ料理。とにかく、手軽なのに一口で食欲が目を覚まします。唐辛子の刺激が絶妙で、食欲がない日でもついご飯をおかわりしてしまうほど。
また、唐辛子に含まれるカプサイシンには、食欲増進、脂肪燃焼、血行促進に加え、冷え性の改善や疲労回復、鎮痛、さらには抗酸化作用まで、実に多彩な効能が期待されているそうです。おいしい上に体にもいいなんて、取り入れない手はありません。
そして、先日行われたBBQは、思い出深いひとときとなりました。炎天下のなか、炭の管理を完璧にこなしていた大月先輩と、それをサポートする大志郎。お酒を飲まなくてもバレないからと黙々と肉を焼いていた石村先輩。絶妙な火加減をキープして最高の肉を提供していた呉銅敏先輩に加え、焼きそばづくりに徹した将克。そして、野菜を手際よく切り続けていた一年生たちの姿も忘れられません。誰もが自分の役割を全うし、自然と連携が生まれていたあの空間に、部としての絆の深さを感じました。
さて、肩の手術から三ヶ月が経ち、ようやく打ち込みができるようになりました。動きの感覚は取り戻せていますが、引き出しの力が弱くなっていたことや、腰の回転が不十分な点など、課題は山積みです。完全復帰までの道のりは決して平坦ではありませんが、一歩ずつ確実に前進していきたいと思います。
と、普段ならばここで部員日誌を締めるところですが、私の愚弟の部員日誌に対してアンサーをしなければいけないので、書かせていただきます。
東京都学生大会の団体戦本当に激アツでした。そして、一部復帰、本当におめでとうございます。
ポイントを取るべきところではしっかり取り、守るべき場面では確実に守りきる。試合の流れを決して手放さぬよう、綿密に練られた作戦。そして、それを一人ひとりが自分の役割として全うする。そんな隙のない戦いぶりに、完璧な勝利とはこういうことかと、ただただ感動しました。続く法政大学との一戦も、勝機は確かに見えていたと思います。最後まで互角に戦い抜いた姿は、結果以上に多くのものを私たちに残してくれました。
私は肩の怪我の影響で出場こそ叶いませんでしたが、不思議と悔しさよりも嬉しさの方が勝っています。それはきっと、選手たちが一人残らず、勝利のために本気でぶつかっていたから。相手に向かうその姿勢に、柔道への情熱、慶應の誇り、そしてチームとしての団結と技に踏み込む覚悟が、はっきりと感じられました。感動と興奮が入り混じった、なんとも言葉にしがたい高揚感を今でも覚えています。
そして、弟の奮闘。兄として素直に嬉しいし、誇らしくもあります。この部員日誌を書き始めたのは、そんな彼への“アンサー”でもあります。とはいえ、今の私には言葉でしか伝えられない。柔道をできていない身の言葉に、どこまで力があるかは分かりません。
だからこそ、一日でも早く怪我を治し、畳の上で語らせてもらおうと思っています。あいつに、兄貴の背中はまだまだ遠いんだぞ、と格の違いを見せつけてやるためにも。
終わり