平素よりお世話になっております。法学部1年の三好桜子です。一度しまったセーターを引っ張り出す日が続いたかと思いきや、ようやく夏らしい気候に落ち着いてまいりました。汗かきの私はもう既に対策の必要を迫られており、過ごしやすく短かった春を恋しく思います。
少し日が空いてしまいましたが、同期の部員日誌を読み私も東京都学生柔道優勝大会の日を思い起こす機会となりました。私は柔道部に入部してから初めての大会に、間近で試合を観れるという点では高揚感、我が柔道部の一部復帰がかかった大事な場面という点では緊張感を携えながらの帯同となりました。大会が近づくにつれ通常稽古に気迫が増していた選手たちは、当日をどのような緊張感で迎えたのか、想像に及びません。当日の朝、私は慣れないスーツにパンプスで講道館へと向かい、親しみ深い同期と合流しほっとしつつも手に汗を握りながら試合を見守る運びとなりました。幾度も大会現場を経験している実里留さん、花さん、美緒さん、芽吹さんの働きぶりに対して、私はただ純粋に試合観戦を楽しんでしまった場面が多く、至らない点が多くあったと反省しております。次の大会では、もっと自発的に動くことを目標とし、現場を経て成長した姿をお見せしたいです。
試合結果といたしましては、選手たちの素晴らしい戦績により悲願の一部復帰を果たすことができました。つい最近柔道部に加わりました若輩者として、その軌跡はほんの一部分しか存じ上げませんが、一部復帰を叶えたことは、OB.OGの方々、監督の方々、部員一同の喜びようからしましても本当に大きな功績なのだなと実感いたしました。その現場に居合わせ、それを叶えた選手を支える立場であることを光栄に思います。同期の中で出場しました真田優誠の勇姿は、いまだに脳裏に焼きついて離れないほど胸を動かすものがありました。柔道に真摯に打ち込みストイックに自分を追い込む姿を見て、同期が4年生になってどんな大きな背中を見せてくれるのだろうと想像して胸が期待で膨らみます。また、その成長を近くで見届けられることを嬉しく思います。
p.s 食堂やメディアセンターですれ違うと、道場での柔道部員の顔とはまた違った一面を知ることができます。それも面白いのですが、先日、日吉キャンパスで遭遇した麻生武志と入住凱は仲良く柔道技を掛け合っていたというタレコミを受けました。柔道場はおろか、誰もが通る日吉キャンパスの中庭でまで、2人の柔道上達への止まない追求心には頭が上がりません。このように、道場外でも一緒にいる同期を見かけると大変微笑ましく思います。