ご無沙汰しております。文学部3年の呉銅敏です。今回の部員日誌は、最近思ったことを、色々脈など考えずに書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
小型の悪魔
私がいつも考えていることや苦しんでいることは、意外と他の人も考えていたり、苦しんでいるものなんだと思うようになりました。というのも、私の周りには、スマホ嫌悪者があまりいませんでした。なので、皆は自由自在にスマホを最大限活用しているのか(日常に支障がない限りで)と思い、僕だけが極めて弱く、こんだけ苦しんでいるのかと思っておりました。しかし、大島三緒 さんにも、スマホの弊害をなくす方法がまだ分かっていないらしいです。4月のある日、春秋を読んでいたら、スマホの話が出てきてすごく嬉しかったです。ドストエフスキーの小説の賭博ゲームの描写からはじまるあのコラムは、スマホをまさしく賭博性の強いテーブルゲームのように表現しております。今まで僕の部員日誌をお読みになった方がいらっしゃるならば、きっと僕のスマホ嫌悪についてはよくご存じでしょう。あのコラムを読んで、感情のツボの蓋を開けた時に、まず最初に嬉しさが浮かんできたのは事実でしょうが、その下を占める大部分は恐怖だったのに違いありません。本当に方法はないのか。手遅れなのか、、、
5月に行われたすき焼き会。そこで僕は、素晴らしい中学生と話を交わすことができました。彼はちょこちょこ先輩稽古に顔を出してくれる子で、毎回仲良く柔道をしていた子です。その日も、いつもと同様彼と話をしていて、気づけばスマホの話に会話が流れました。彼は、なんとスマホを一か月ぐらい触っていないらしいです。一番最初思ったことは、羨ましい、でした。彼の人生はどれだけ楽しいだろうか、と思いながら話を続けてみると、やっぱり彼は素晴らしい人生を生きておりました。誠実、運動、勉強、そして夢。目標に届くために、毎日毎日を大切に、そして何よりも重要なのは楽しく、生きているという強い印象を受けました。
大島さん、そして中学生の彼の話を総じて、また長考いたしました。
そうか。スマホは賭博か。
そしたら、テーブルゲームについても話してみましょう。カジノのほとんどのテーブルゲームのプレイヤー側の勝率は、カジノ側より低く設定されております。それはカジノ運営の大前提でしょう。それでも、人々がカジノでテーブルゲームをする理由は、意外と勝率が高いから!そして一獲千金したいから。楽しいから。でしょうかね。
スマホをいじる理由はなんでしょう。楽しいから。脳が楽になる感じがするから。なにか情報が得られるかも、だから。最後の情報が得られるかもという誘惑が賭博と一緒だなと思いました。実は、スマホをいじって得られるもののほとんどは無意味で単純な娯楽に過ぎないが(しかもそれは有害である場合も多いが)、何か有益なものが得られるかも!とスマホをやめると機会費用を失うような感覚さえ覚えさせます。思っていたよりスマホって怖いやつだな!!今回の部員日誌でお伝えできるのは、スマホをやめる道のりは予想よりも長くなるかもということです。
やっぱり日本の小説!
4月に一瞬だけ、実家に帰って、久しぶりに韓国語で小説を何巻か買ってきました。初めて読む本もありますが、太宰治の『斜陽』がまた読んでみたくなり、一緒に日本に渡ってきました。斜陽を始めて読んだのは、高校生の時で、(本というものは一回だけ読むと)漠然と面白い!という印象だけでなにも覚えておりませんでした。しかし、最近読み終わって、日本文学が好きという入学当初の初心が蘇ってきました。最近『デミアン』を読んで、素晴らしいと百回も言いたい気持ちでしたが、やはり難しいです。文章自体がハードルが高いという感じです。しかし、日本の小説の魅力は、本文の内容、文章の内側にある真の内容は、全然難しく、僕には理解できないものなのかもしれないが、まず文章自体(外側)は誰にも分かりやすく、とにかく面白いという点にあると思います。僕が、本を読む理由は、面白いものが見たいからです。なので、日本文学が僕の価値観においては最上級なものなのです。明日からは、川端康成の『名人』を読んでみたいと思います!
これまで、読んでくださりありがとうございます。個人の日記のようなものになってしまいましたが、実はそれが日誌の本質なのではないか!と思いながらお許しを請うてみます、、
