こんにちは。3年の山田です。
気づけばもう9月も半ば。あれほど暑かった夏も終わりが近く、夜には涼しさを感じます。今年の夏は本当に一瞬でした。戸狩合宿に参加し、試合に出場したかと思えば、高尾山に登り、寮でBBQを楽しむ。柔道着を脱げば今度はスーツに着替え、就職活動に臨む。予定が詰まりすぎて、自分が今何をしているのか分からなくなる瞬間もあったくらい、多忙な日々でした。
今年の夏、私の頭の中は大きく二つに分かれていました。一つは「柔道モード」。仲間と汗を流し、体を追い込み、試合に勝つことだけを考える。高尾山登山も単なるレクリエーションではなく、きつい坂を仲間と乗り越えることで、チーム力を高める重要なイベントでした。来月の尼崎の試合に向け、どうチームの力を上げる。シンプルだが奥深い世界です。
もう一つは「就活モード」。インターンシップに参加して驚いたのは、全国から集まった学生たちの優秀さです。論理的に意見を伝え、経験も豊富。その中でどうすれば埋もれずに印象を残せるか、常に考えています。柔道の試合なら相手と組めば実力が見えますが、ビジネスでは「思考力」や「コミュニケーション力」といった目に見えない力で評価されます。正直、少し途方に暮れる瞬間もありました。
しかし、柔道と就活は本質的に似ていると気づきました。インターンで「どう印象に残るか」と考えるのは、試合で「この相手にどう組めば有利か」と戦略を練ることと同じです。周囲の優秀さに圧倒される感覚は、強豪校の選手と対峙した時のプレッシャーに似ています。そして勝つためには、自分の強みと弱みを分析し、自分の土俵で戦うしかありません。
そう考えたとき、柔道部で毎日やっていることは、社会で戦うための最強のトレーニングだと感じました。厳しい練習に耐える精神力、仲間と目標を共有する力、負けた時に分析して次に活かす力、これがそのまま就活でも必要な力です。
来週はゼミ合宿、来月は尼崎の試合。以前なら切り替えに苦労したかもしれませんが、今はこの二つは繋がっています。ゼミで鍛えるロジカルな思考は柔道の戦略に活きるし、試合で極限のプレッシャーに打ち勝つ経験は、どんなビジネスの場面でも支えてくれるはずです。
夏休みは終わりに近づきましたが、ここからが本番です。柔道も就活も勉強も、どれも手を抜かず、全力で取り組み、すべて自分の力にしていこうと思います。みんなも、それぞれの場所で頑張ってみましょう。きっと何かが繋がってくるはずです。
おわり