平素よりお世話になっております。
薬学部3年の海部花です。
GWにジブリ「君たちはどう生きるか」「紅の豚」が放送されて歓喜したのも束の間、試験期間がぐんぐん迫ってきており、日々、久石譲氏のサウンドトラックを聴きながら心の安寧を保っております。
そうです。
私は根っからのジブリストなのです。
今思い出せる人生最古の記憶はハウルの動く城のワンシーンだし、母がピアノでポニョを弾いてくれたのが嬉しくて兄と歌いまくってそのまま寝ちゃったり。
それから、3歳の誕生日には、庭に落ちているどんぐりを拾った先にいたトトロのぬいぐるみがプレゼントだったり(今もベッドサイドにいます)。ひょっとしたら一番ささやかで素敵な思い出かもしれません。親にも感謝です。
宮崎駿監督作品のあのなんとも言えない優しさと美しさを纏った雰囲気が私は大好きです。
昨年夏、「君たちはどう生きるか」公開時には、親と、友人と、兄と、1人で、計5回映画館に通いました。絵コンテも見ました。それでもよくわからないところも堪らなく好きです。
そして何よりも。
私は宮崎駿監督が作り上げた世界をグググっと広げる魔法使い・久石譲氏の音楽が物凄く大好きです。
あれはもう、まさに魔法です。
「風の伝説」「ナウシカ・レクイエム」「アシタカせっ記」「風の通り道」「旅路」あたりはもう言葉にできません。死の美しさを抽出したみたいな、重力の観念が消失したような、息するのも躊躇するような、とにかく常軌を逸した美しさです。(もちろん他にもまだまだあります)
しかもさらにすごいのは、メロディはそのまま、楽器を変えるだけで、シーンに合わせた印象操作をやってのけてしまうところです。彼はオーケストラの楽器にとどまらず、多種多様な楽器(音)を自由自在に操ります。いくらでも語りたくなってしまいますが、あまりにもキリがないので、この辺にします。
どうやったらあんなの思いつくんだろう!!
感情、情景にぴったりの音楽を作るのがすごいです。自分もそんな音楽を作れたらどれだけ楽しいだろうかとよく考えます。
余談ですが、私が中2のときに三陸で震災の学習後、自由課題を提出するというものがありました。学ぶほどに悲しくて、言葉でうまく書けなくて、作曲したことがありました。今ならこうは作らないなぁみたいな荒削りな、かつソフトの都合であまりいい音ではないですがよろしければこちらお聞きください。
https://drive.google.com/file/d/12MCdArBpwWkvmtjSBxTxwd6I0tm5fKyU/view?usp=drivesdk
伝わりますでしょうか?
この曲、無自覚でしたが、久石譲エッセンスがプンプン香ります。パクってはいないつもりですが、とても良く似ています。笑
こんな具合に、文字通り骨の髄まで、久石譲サウンドが染み付いているようです。
ちなみに久石譲氏は若手作曲家のためのコンクールを開いたりもしています。
万に、いや億兆に一つでもお会いできるチャンスがあるのならばと細々とこれからも作りたいと思います。
最後に。
久石譲氏は約20年ぶり(!?)に日本でジブリフィルムコンサートを開かれます。
とてもとてもとても行きたくて、でもチケット倍率は底知れず…。
抽選の全てに落ち、先着チケットは綿密な準備にも関わらず、回線落ちでアクセスすることすら叶いませんでした。
道場でそんなことを話していたら、なんと柔道部の同期も後輩もお手伝いしてくれました。優しさが嬉しかったですありがとう!
好きすぎて、とてもまとまりのない文章になってしまいました。
ええと。
…どなたか、チケット余ってるなとか、そんなことございませんでしょうか。
正座して、ご連絡お待ちしております。
P.S.
「紅の豚」について、 かっちょいい漢マルコとジーナの関係がとても素敵だなと思います。
ジーナのような強く内面の美しい女性になりたいと、密かにロールモデルにしております。