平素よりお世話になっております。
薬学部3年の海部花です。

同期も日誌に書いていますが、やはりこの季節は先輩方の引退の季節、漠然とした寂しさが襲ってくる季節となりました。
特に今年は一番長い時間を共にした先輩方が引退してしまうということで、なんだか実感も湧かないし寂しすぎるし、、、
寂しいを通り越して恐ろしいです。

 

さて、今回は、みりるさん。
頼れるマネージャーの長です。
みりるさんにはお世話になりすぎるほど、それはもうさまざまな面でお世話になりまくってきました。
マネージャーとしても一人間としても、すごく多くのことを学びました。
この場をお借りして、みりるさんの偉業の数々と感謝とみりるさんの魅力を書き連ねさせていただこうと思います。
控えめに書くつもりですが、長くなってしまう予感…何卒お付き合いくださいませ。

 

まずみりるさんにはさまざまな呼び名がありますね。
みりるさん、みりねえ、みりちゃん、みーちゃん、みりるたま、みりるりる、みりるんちょ、、
きっといくつかは私が勝手に創作しただけですが、数多もの呼び名を以ても呼びきれないくらい、数々の場面でみりるさんの名を呼んできたということでしょう。

いつも携帯の充電を切らしてはみりるさんの充電器を借り、会計用の小銭を切らしては両替を求め、体調不良に陥ってはラムネを買ってもらい、寝不足のたびに抱き枕にさせていただきました。
思い出すほどにダメダメ後輩で、甘えすぎていたなと反省する一方、全力で甘えさせてくれていたのだなと思うばかりです。

ご飯にもたくさん連れて行ってもらいました。
みりるさんはよく部員をご飯に連れ出してくれます。
後輩をご飯に連れて行くときはただ楽しむだけではなくて、悩みがないか、モチベーションはどうか、そんなことも気にしてくれていました。
ちょっとした一言を覚えてくれていて、細やかな気遣いに何度も助けられてきました。

 

 

それから、マネージャーのことを常に守ってくださいました。とても大切なことです。
それぞれの立場や境遇などに配慮して、なるべく仕事を覚えられるように分担したり、指示を出したりしてくれました。
それでもアクシデントで期限ギリギリで仕事が回ってきたりすることもしょっちゅうあります。そんな時は、みりるさんが三田や日吉や早稲田や会議や、色々な場所に飛び回ってくれていました。本当に数知れず、です。
後輩にやらせて楽すればいい、というようなことをしない先輩です。私たち後輩はむしろみりるさんの仕事の全貌を知らないほどです。しかし必要な引き継ぎはしてくれるのがまたすごいところなのです。

重いものも持つし、休みなさい、というのが口癖で、偉そうに振る舞うところを見たことがないくらいです。
誰よりも柔道部の行事に詳しくて、わからないことがあったらみりるさんに聞く、みりるさんがいれば大丈夫、という絶対的な信頼のおける先輩です。

自分もそういう先輩になれるかな。
正直、すごく難しいことです。
でもまず、可愛い後輩たちの心を大切にすることは忘れないようにします。これはみりるさんの教えの核です。守ります。

 

 

そして何より、個人的に、たくさんのお話をしました。
部活の話から将来の話、進路や人生設計の話、就活の話、恋愛の話、最近面白かったことの話、ここでは書けないようなしょうもない話、、、キリがありません。
私はずっと、自分の考えを言葉にすることに対して臆病でしたが、いつの間にか、みりるさんにはおよそ全ての胸の内を話すようになっていました。
私が大切にしすぎて、あまり口にしたことのなかった将来の夢の話も聞いてくれました。
話しながらボロボロ涙が出てきて自分でもびっくりしました。あの夜のことは一生忘れないです。

 

くだらない話もあります。
マックのエビフィレオが美味しいこと、セブンのクッキーが美味しいこと、チキンオーバーライスという食べ物、お化粧のやり方、大人っぽファッションも教わりました。私が今髪を伸ばしているのもみりる師匠の教えです。
初めて飲みに連れて行ってくれたのもみりるさんです。
それからみりるさんは「みりるフォント」という壊滅的な字を操りますが、意外と絵は上手です。
サングラスと、あと、たつ吉の紙エプロンが世界一似合います。
ドマーレ運は無いのでみりるさんと行くといつも行列で入れません。
みりるさんが顎関節症でじゃがりこ食べられない時や、扁桃腺の手術後に笑いすぎて喉痛が悪化したりした時もありました。
ね!みりるさん!

 

みりるさんと一緒だと、幸せで、楽しいのです。いつも笑っています。
私にとってすごく温かい素敵な居場所です。
それはきっとみりるさんがたくさんの言葉をくれたからで、自分の芯を持ってらっしゃるところに惹かれたからであると思っています。弱さも歓迎してくれるからだと思います。
人に言葉にして伝えることの大切さも教わったように思っています。

 

 

あと少しすればみりるさんが日常的に道場に来ないことが寂しく、そしてすごく不安に感じています。きっとこの先、どれだけのことをみりるさんがこなしていたのか、先輩が引退されてから我々は本当の意味で気が作くのだろうと思います。
柔道部の運営を維持できるのか、主務の陸斗をちゃんと支えられるのか、最高学年としてマネージャーをちゃんと守っていけるのか。

思い返せば2年前の早慶戦、その後の懇親会、ずっと手を引いてくれたみりるさん、みりるさんにひたすら着いていく日々がまもなく終わろうとしています。
寂しいでは到底気持ちは表せませんが、少しでも多くのことを吸収し、少しでもみりるさんの笑顔を見ておこうという気持ちです。

 

そしてその先の日々で、自分がみりるさんにしてもらったことを、私が後輩にちゃんとできるように、しっかりと意識を高めて参ります。

集大成、皆が試合に専念できるように全力でサポートします。
あと一週間、宜しくお願い致します。

 

 

おわり