こんにちは、3年の望月です。コロナが猛威を奮っていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。約1週間の長期オフを経て、柔道部では全部員が抗原検査を受け、本日練習再開となりました。
春学期は授業と部活で週7日キャンパスに通う生活を送っていた為、何も予定がない1日は、贅沢すぎて想像もできませんでした。期末試験の山を終えた勢いでそのまま突入した長期オフ、初めは暇を持て余すのではと心配でした。
オフの前半は、もうすぐ海外に留学する予定のゼミの友達に会って話しました。海外で年度の変わり目に当たる8月は、海外に行く友人が多く、出国前になんとか日程調整をしました。
他愛もない話から、海外でしたいこと、将来の夢…。熱く語る友達の目は輝いていました。友達の話す海外生活に想像を馳せ、まるで自分も一緒に留学に行くかの様な高揚感を覚えました。しかし友達を見送り、もう暫く会えないと思うと、急に、寂しさでぽっかりと心に穴が空いてしまったようでした。
オフの終盤は自宅に籠り、春学期最後のレポート課題(プログラミングを使った計量経済学)に専念することにしました。しかし、課題が想像以上に難しく、正直、ごめんなさい、私には難しくてよく分からない!気付けば部屋の本棚に手が伸び、埃を被った小説本を読み返していました。JKローリング、上橋菜穂子さん、小野不由美さん、江國香織さん、有川浩さん、湊かなえさん…。小学校の時からの大好きな作家さんたちです。一向に進まない課題と、机の上に積み重なっていく本の山。
時間を気にせず本を読み進めるのがただただ楽しく、無心に読書と、たまに課題執筆を繰り返しました。思う存分趣味を堪能するのは幸せだなあ…と、噛み締めました。
そうしてあっという間に迎えた今日。久しぶりの道場、久しぶりの部員。マネージャー達。普段は気にも止めない当たり前のことが、新鮮に思えました。
戻るべき日常に戻ってきたという気持ちです。夢に向かって進む友人と別れても尚前を向くことも、長期オフで時間のある生活の幸せを味わうことも、柔道部という日常があってこそできることです。だからこそ、絶えずこの「日常」を積み上げることが大切なのだと思いました。
現役部員としてここにいれるのもあと1年数ヶ月。暫く離れれば、「日常」は「思い出」へと変わっていきます。今、柔道部での生活が「日常」であることの喜びを教えてくれた長期休暇でした。
追記:パリ政治学院から来た同期オスカー、最近は表情や仕草が日本人らしくなってきました。8月中旬に帰国してしまうまでに、もっと思い出作りましょう。