失礼致します。商学部1年の入住です。急に寒くなり、冬の訪れを感じられる季節となりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。僕は少し咳がでる日が続いており、弱い自分の身体に嫌気が差しております。ですが落ち込んでいても仕方がありません。できるだけ早く治し、試合に向けて鍛錬を積んでいきたいと思います。
さて今回は、さらにモチベーションを上げるという意味も込めて柔道の話をしようと思います。
先日、千代田区大会の団体戦に出場させていただきました。結果としては3位決定戦で敗北し4位となりましたが、僕自身は1勝3敗、計4試合の中で成果や課題が多く見つかりました。まず一試合目ですが、チームとしては勝つことができたものの、次鋒で自分が負けたせいでかなり危ない試合となってしまいました。頭の中ではいつも通りやればいいと分かっているものの、いざ試合が始まったとき、負けてはいけないという感情に囚われてしまいました。左手で相手の脇を差しにいったところを弾かれ、自分の組手が封じられた途端頭が真っ白になり、防戦一方、さらには焦りから呼吸も浅くなるという最悪な試合運びとなりました。最終的に寝技で抑え込まれて一本負け、本当に情けないです。自分のパターンの少なさ、柔軟性のなさが露呈したと思います。また、メンタルトレーニングも必要だなと感じました。さらに3試合目と4試合目もですが、全て寝技で負けています。潰されたところからも攻めることができる柔道家を目指して、寝技の補強に力をいれていきたいです。あらゆる想定外を想定内にすること、これを徹底します。
ここまで多くの課題がでましたが、成果もありました。2試合目、僕は大将でした。2対2で僕に回ってきて勝たなければチームが負けるという場面です。自分がやらなければいけない、なんとしても勝たなければいけない、どんな勝ち方でもいいから勝つことだけを考えました。相手はおそらく100kg級の選手、左手の怪我で引手を上手く握れない、こんな状況でしたが、試合が始まると、そんなことは僕の頭にありませんでした。組手で妥協せず、相手と間をとり、相手の釣手が一瞬緩んだ瞬間、僕がかけた技は袖釣込腰です。低く入ったあとは、ひたすら走り、なんとか技あり。絶対にここで勝ち切るためにそのまま横四方固めで抑え込み、合わせ技一本で勝利しました。全学で優勝でもしたかのような感じで書いてますが、小さな大会でも、あの場面で投げて勝ち切ることができたことは僕にとって大きな自信となりました。
もう1つ、来る11月22日の早慶戦に出させていただくことが決まりました。ギリギリメンバーに入れたという形ですが、慶應に勝利をもたらせるよう全身全霊で挑みたいと思います。
早慶戦まで残り1ヶ月を切りましたが、まだまだできることはあります。主将の井口さんは、稽古後などに僕に執拗に懸垂をやれ、トレーニングやるっしょと声を掛けてくださります。稽古中も僕に足りないものを指摘してくださり、感謝しかありません。主将を最後に勝たせるためにも最後までできる限りを尽くして参ります。そんな想いを胸に、今日も道場へと足を運ぶのです。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
おわり
p.s.千代田区大会での袖釣込腰ですが、感覚で投げれたものの言語化できておりません。どなたか教えていただけないでしょうか。
