平素よりお世話になっております。経済学部1年の柴田和志です。激動の東京都柔道優勝大会から早くも1週間がたちました。僕は補欠枠として、選手の試合を間近で見ることができました。日本武道館の空気に呑まれることなく、託された役割を全うする先輩達の姿にとても感動しました。試合運びや精神力、粘り強い組み手、技に入ると決めたときの踏み込みの速さ、学ぶべきとこが山程見つかりました。僕にはまだまだ改善する点が沢山あり、伸び代の塊です。チームの想いを背負って戦う選手の方々に尊敬の念を抱くと共に、僕も選手として戦い、必ずチームに貢献してやると強く思う1日でした。

本日、入寮後初めての自炊に挑戦しました。普段は肉を焼いて塩をかけるだけの自炊とは言い難い代物を食べて生活しています。これまでの人生でチャーハンとオムライスしか料理経験がなかったので、味噌、コンソメ、片栗粉、料理酒などの、なんといいますか、「料理してる感」のある調味料を使うことができ経験値の多い充実した自炊となりました。初自炊メニューは鶏ももとナスのトマト煮です。自分で作った料理はなんともいえない達成感があり、いつもの肉より数段美味しく感じました。料理途中、同じ2号室の大月楓先輩から、玉ねぎをみじん切りにする裏技を享受して頂きました。次からの自炊はその裏技の習得に向けて玉ねぎを多く使った料理になりそうです。技術を盗み、六徳舎の台所王の座を虎視眈々と狙っていきたいと思います。大志郎、首洗って待っとけよ。

 さて、話は変わりますが、僕の最近のメインテーマは「メンタル」です。同期の入住凱と被りましたがご了承下さい。僕はこの数週間、密かにメンタルと向き合って生活しておりました。大学生になってからというもの、起きること一つ一つに動じまくり。余裕なき男は男にあらず。不安なとき、トラブルが起きた時に動じずに今すべきことに集中する、そんな男になりたいものです。

 歩き方は人の性格が出るといいます。いつも走っている人より、ゆっくり歩いている人の方が余裕があり自立しているように見えますよね。僕は閃きました。もっと堂々と歩いてみよう。病は気から、性格は歩き方から。その日キャンパス内をいつもより前を向いて歩くことを意識してみました。結果、その日あった人達に後日「おまえ胸張りすぎだろ」とつっこまれました。失敗です。これから調整し、マイウォークに磨きをかけていきたいと思います。最初から成功するものほどつまらないものはありません。人生山あり谷あり、障子に目あり。

 また、強靭なメンタルを身につけるべく、最近ある男を見習っています。男の名は「麻生武志」。同じ経済学部ということもあり、今の僕にとって彼は同じ苦楽を共にする相棒的存在。彼と知り合って2ヶ月ですが、幼少を共にしたかと錯覚してしまうほど、既に濃ゆい時間を過ごしております。結論から言わせて頂きますと麻生武志は同期きってのカリスマです。彼の統率力は名門慶應義塾湘南藤沢高校の体育祭で団長を務めたほど。彼の連れション(一緒にトイレに行くことの俗称)は誰も断らなかった、と彼から最近聞きました。今日も彼が学ランをきたとき「似合ってる」というと「かっこいいし仕方ないんじゃない?」と一言、、、痺れます。彼にはどこかオーラがあるように感じます。そのオーラの根源は一体なにか。まだまだ掴めそうにありませんが、手掛かりが見つかり次第、逐次書き記していこうと思っています。

 本日、彼が人生で最も良かった映画を教えてくれました。グラン・トリノという作品です。アメリカのミシガン州を舞台にしたヒューマンドラマ。同期の敏腕マネージャー兼タヒチアンダンサー加藤すみれが涙を流し絶賛していたとのことなので一刻も早くみようと思います。皆様も是非ご覧ください。

寒暖差が激しく、体調不良を起こしやすい季節となってきました。皆様くれぐれもご自愛ください。