平素よりお世話になっております。理工学部1年の城武卓頼です。暑さと危機感に襲われながら勉学に励む今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。私は本日で期末試験が終了し少しの安堵と不安を感じながら、部員日誌に筆を走らせております。
さて、今回は勉学のほうをテーマに書かせて頂きます。このテーマにした動機というのは、今の柔道部に理系が私一人しか所属していないためです。部員日誌を読んでいらっしゃる方々の中にどれほど受験生がおられるのかは定かではありませんが、この部員日誌を読んで少しでも理系科目及び慶應義塾大学理工学部に興味を持っていただければ幸いです。また、「受験生かつ理系志望」ではない方々もぜひ読んでいってください。少しでも理工学部のことを認知していただけると私も何か救われた気分になります。
初めに学習内容を大まかに説明致します。理工学部の必修科目は、数学2科目、物理、化学、英語、第二外国語、情報、生物です。(正式な科目名ではありませんが、わかりやすさを重視しておりますゆえ、予めご了承ください。)まず、試験に関してですが、数学、物理、第二外国語には中間試験がありそれ以外にはありません。期末試験は英語を除くすべての科目に設定されております。次に内容面です。一年生の春学期に学ぶことを簡単に紹介させていただきます。数学では、解析学と線形代数の二科目を学習します。物理では、初めに粒子系、次に中心力、多体系、剛体を学び、化学ではシュレディンガー方程式、軌道を学びます。情報、生物は高校の範囲の情報及び生物という風に捉えていただいて差し支えございません。理系の方々であれば一度は聞いたことがあるであろう「生物は化学に、化学は物理に、物理は数学に、数学は哲学に」という言葉がありますが、少なくとも一年生の春学期時点では、「生物は生物のまま、化学は物理に、物理は数学、数学は数学のまま」が私の意見です。それぞれの科目について語りたいことは沢山ありますが、文章量の関係上省略させていただきます。理系科目がある程度好きな方々にとっては特別苦労するような理系科目はないと思います。個人的に学んでいて特に知識欲がそそられたのは、化学と解析学です。化学はまったくもって新しい話、所謂量子力学に触れることができるので受験生の方々は楽しみにしておいて下さい。解析学は高校範囲の数学Ⅲの延長のような話です。
次に理工学部生について私の感じるままに述べさせていただきます。これから書く内容はクラスや取り巻く環境に大きく依存するため、あくまで一意見として捉えてください。初めに、長所です。理工学部は必修科目がほかの学部に比べて多いため、クラス内での仲の深さは他の学部に比べ格段に深い気がします。(但し、医学部については私はあまりに無知のため、「他の学部」と書いていても医学部を除くことと致します。)また、その影響もあってか内部進学生と一般受験生間の壁がかなり薄いです。因みにこの点に関しましては私なりの分析があります。内部進学生は慶應義塾高校という男子校に通っていた生徒が多く、一般受験生は男子校出身者がかなりの数います。ここでうまい具合に波長があうというのが私の考察です。他にもたくさん長所がありますが、長くなりすぎるのでいずれ機会があれば語らせていただくかもしれません。そして当然短所もあります。
明らかに文章の途中ですが予想よりあまりに長くなってしまったため、次回の部員日誌にまわそうと思います。
不適切な表現や低レベルの文章力が目立つ、このような文章を読んでいただいて感謝の念が堪えません。次回は短所の続きからということで本日はこのあたりで締めくくらせていただきます。