平素よりお世話になっております。理工学部1年の城武と申します。連日真夏日の日々を皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。私は柔道、勉強に追われ、いつの間にか入寮から1ヶ月経ち、焦りや不安の募る日々を過ごしております。

先日の全日本学生優勝大会においては、3回戦出場という結果に慶應義塾大学の強さを感じると共に主将の井口先輩の底力を感じ、大変感銘を受けました。

さて、今回はタイトルの通り、初体験を綴らせていただきます。慶應義塾大学生の一員となり、中学、高校時代とは劇的に異なる環境を過ごす中で初めての体験をする機会も劇的に増えました。そこで、大学生になってからの初体験を広く、浅く綴らせていただきます。

はじめに、私とは全く異なる人生を歩んできた人との会話です。私の母校は少し閉鎖的であったので、他の部員や、同じクラスの方々と話すと常識の違いに驚きを隠せません。例えば、人生が柔道中心の方、共学校の方、自宅から学校に通学していた方、大学受験をしてない方など様々な方がおりそれぞれにそれぞれの人生観があり、好奇心がくすぐられます。常識の違いという観点では、外食をすることが普通であったり、スマホを学校で使ったり、休講があったりと私には新鮮なことばかりです。美容室や雑貨屋に行くのも初めての体験です。
また、柔道部では文系の方がほとんどであり、理系が多数派の高校で暮らした私からすると勉強や学ぶことに対する考え方の違いを日々感じております。正直な話、文系が羨ましいと思うこともありますが、話を聞いてみると大抵理系で良かったと感じます。
中学、高校と寮住みであったこともあり、寮での生活での初体験は他の場面に比べると多くありませんでしたが、それでも沢山あります。寮に入って、私は初めて洗濯をし、フライパンを使い、アイロンを使い、ご飯を炊きました。ここ最近で印象に残った初体験は、一週間近く風呂でお湯が出ず、冷水風呂に入っていたことです。
最後に私が慶應義塾に入って今のところ最も大きいと感じる初体験のうちの1つを少しだけ綴らせていただきます。私の母校はある程度の進学校であり、時間に厳しい寮で暮らしていた為、友人同士で深い話をする時間がなかなかありませんでした。しかし、大学生になってからは時間に余裕ができました。私は何かの物事を討論したり、価値観を共有することが好きであり、そのような仲間を欲しておりました。日々生活する中で、似たことを考えている同期を見つけることができました。法学部一年の真田です。彼が私のことをどう捉えているかは定かではありませんが、私は彼ほど価値観や考え方の近い人を見たことがありません。自分とかなり似たような考えを持った人と出会ったことが、私の最大の初体験の一つです。

これからするであろう沢山の初体験に不安と期待を膨らませております。

  1. 稚拙な文章にもかかわらず、最後までお読みくださいまして、感謝申し上げます。