こんにちは。入道隼人です。
カタルシス:「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること」
何か大勝負に出る時、いざ戦わなくてはいけない時、人は皆これまでの過去が必ず思い浮かぶと思います。何かを成し遂げたという成功体験、目標を達成した事、誰かをぎゃふんと言わせた事、ライバルに負けて悔しい思いをした事、上手くいかずに悔し涙を流した事、サボってしまった事、怒られた事、褒められた事。
この様な澱が普段は心の底に積もり、普段は意識されることなく眠っています。しかし、勝負の瞬間が訪れると、その沈殿した感情や記憶がふわりと浮かび上がって来るんです。「何を積み重ねてきたのか」と。成功体験は自信に変わるでしょう。失敗の経験は「今回は違う」と自分に言い聞かせ、前に進めるリベンジの糧となるでしょう。
このような感情が一気に押し寄せたとき、人は感情の解放、つまり「カタルシス」を迎えるのだと思います。
そして、戦いの場に立つということは、すなわち自らの澱を解き放ち、心を清め、カタルシスを身に宿して立ち向かうということ。
つまり、戦うときは皆カタルシスをし、「カタルシスト」として戦うんです。
東京都学生柔道優勝大会まであと2日となりました。代交代が行われ、私個人としては最上級生となり、チームとしての目標として掲げてきた「一部復帰」が試される勝負の日です。
これまでチームとして取り組んできた事は多くの部員が先述してくれているので、私からは何も申し上げることはございません。
チーム慶應義塾は澱を解放し、浄化し、そして「カタルシスト」として戦います。そして、絶対に勝ちます。