平素よりお世話になっております。
先日、山中湖までゼミ合宿に訪れた際に同期がもうすぐ卒業だね、みんなで机を囲んでご飯を食べるのももう最後かなと会話してるのを聞いて少し気まずくなった長谷川です。
さて、今月世界を騒がしていたのはなんといっても世界陸上です。陸上といってもさまざまな種目があるのも知らないレベルのミーハーでありましたが、寮合宿中のテレビでみんなが観ていたという理由で閲覧し始めました。10000mや50000m走の競技をみて、この人達はなんて苦しい競技に挑戦しているのか、そしてなぜ続けられるのかを非常に不思議に思いながら観ていました。しかし、様々な競技が映し出され、明日も明後日も放映しますという言葉を聞くと期間限定だし、日本で開催されていることは貴重なのだから観よと思い、珍しくテレビを観る日が続きました。その中でも特に印象的な場面を3つあります。
1つ目は、棒高跳び世界記録を叩き出したデュプランティス選手。名前も顔も格好良く、高身長という神に愛されすぎだろと思わず口出ししたくなるような彼ですが、6m30cmという大飛躍をした瞬間は思わず声が出てしまいました。不器用な私が棒高跳びをしたら1mも飛べず、骨折してしまいそうですが大飛躍をしている彼の姿を見て思わず超人だなと思ってしまいました。その後、超絶美人な彼女と抱き合っていて真の勝者の姿をまざまざと見せられました。
2つ目は、400m走で34年ぶりに決勝に進出した中島佑気ジョセフ選手。年齢も私とほぼ一緒ながらも日の丸を背負って戦っている姿も鮮明に覚えています。準決勝のレースを家族で見ていたのですが、最後の直線までは7番手でもうダメかなと思った矢先に、あれよあれよと直線でごぼう抜きをして終わってみれば2着。正直言って鳥肌ものでした。決勝では惜しくもメダルを逃してしまいましたが、最後まで粘り強い姿勢は見習うべきものがあるなと感じました。数日前にインスタグラムを開いているとノア・ライルズ選手とクラブで踊っている姿を見てめちゃ楽しそうだなとも思いました。
3つ目は、やり投げの北口選手。テレビでは連覇が注目されているとのことだったので、世界陸上でメダルに苦しんでいる日本勢の期待の星だなと思って観ていましたが、なんと予選落ちという結果に。私自身も驚いてネットで調べていると今年に商売道具の右腕を怪我してしまい、やっと復帰した大会が世界陸上だったそう。日本開催ということもあり、連覇して当然というプレッシャーと闘うのは辛いという一言で表せない程に苦しかったのだなと感じ、Xで炎上している投稿をみるのが辛くなり、その日は携帯を観るのをやめました。
そんなこんなで個人的に陸上に注目した夏となりましたが、MCを務める織田裕二さんが仰った
“世界陸上は政治や戦争に左右されない真の世界一は誰かを決める世界最高峰の大会です」と語り始め、1997年に担当を始めた時は「日本人は少なかったけど、いろいろなアスリートに圧倒されているうちにどこの人でも応援するのは関係ないと思うようになった”。この言葉にスポーツの全てが表現されていると感じました。国籍関係なく、観る人全てを魅了するスポーツ。私も虜にされっぱなしです。
11月の早慶戦も観る人を虜にする大会にしたいです。