長い長いトンネルもそろそろ終わりを迎えようとしています。
月日が過ぎるのは早いもので最後の日誌更新となりました。現役最後の朝練とか、川の字になって昼寝とか、みんなで食べる昼ご飯とか、練習後のお風呂とか今まで当たり前にやってきたことが一つ一つ最後を迎えているのを噛み締め、切ない気持ちなっている西村です。
正直にいうと、毎日楽しそうにお酒を飲んでバイトをして好きなように旅行をしている人達が羨ましいなと思ったことがありました。
何故、毎朝早起きして汗だくになりながらキツイことを自らしてるんだろうと。勿論、楽しい瞬間もあるけどきつい時間に比べたら本当に僅かなもので思い返してみても悪夢ばかりです。
大学に入ってから大きな怪我もして全く試合に勝てないという状況が続きました。心が折れそうになりましたが、周りの人から温かい言葉を頂き、自分に期待してくれている人がいるんだと気がつくことができ、それが私の原動力になりました。
自分ができることは最大限やってやろうと。
早慶戦はそれを表現できる最後の舞台。
死に物狂いで勝ちにいきます。
全てが終わった後にどう思うのか。
長いトンネルの先にはどんな光が射しているのか。
まだ、わかりません。
でも、こんなにもキツくて苦しい日々を共に過ごして乗り越えてきた同期、打ちパ、後輩達との時間は間違いなくかけがえのないものでそれに勝るものはないと思います。
慶應体育会柔道部で本当に良かった。
今年1年、先輩として後輩に何か良いものを伝えられたらと思っていましたが何もできませんでした。すいません。
もっと、伝えられるものがあったんじゃないかと後悔しています。
最後になりますが、部員一同全力で打倒早稲田に向け戦う所存ですので応援の程宜しくお願いします。
西村康佑