皆様こんにちは。商学部4年生の辻卓也です。

先日の早慶戦では多大なるご声援を頂きありがとうございました。
非常に悔しい結果となってしまいましたが、この悔しさは必ず尼崎での体重別団体で晴らしたいと思います。

さて、私も最期の部員日誌となりました。
利國と同じく普段文章が短いため最後は長々と柔道人生の生い立ちから塾柔道部への思い、最期の試合への思いを綴らせていただきたいと思います。

塾柔道部との出会いの全ての始まりは、朝飛道場への入門でした…。
小学1年生から友達に誘われサッカーを始め、水泳を始め、体操を始め、何事に対しても中途半端でした。しかし、大きな弟の存在、そして何か1つ極めたいという思いから柔道を始め、名門道場である朝飛道場への入門を決意しました。
これが人生の転機だったのかもしれません。
朝飛先生には熱いご指導を受けさせていただき、中学生の時には何度か慶應義塾大学の柔道部の練習に参加させていただきました。
そこで、慶應義塾大学の柔道部の品格に憧れを持ち、ここで柔道をしたいと思ったことが塾柔道部へ入部することのきっかけであり、慶應義塾高校を受験するきっかけでもありました。

塾高3年間ではこれといった成績を残せず、レギュラーに入るか入らないかの間をさまよっていました。大きな怪我もあり、一年間柔道が出来ないこともありました。どちらかというと辛いことの方が多かったと思います。でも慶應義塾大学で柔道をしたい。その気持ちがあったから頑張れたのだと思います。

大学へ進学すると、親元を離れ寮生活が始まりました。鏑木先生の『自立しろ』の一言から日吉から実家まで30分程でありながらも寮生活を決意しました。いざ寮に入ってみると、自分で洗濯をし自分でご飯を作り、母親の苦労を身に染みて感じました。しかし、その苦労以上に同じ釜の飯を食う楽しさ、毎晩仲間と語り合う楽しさと、素晴らしい思い出も出来ました。
寮生活を許してくれた両親に心から感謝したいです。

大学での柔道は、一年生からたくさん試合に出させていただきましたが、何に一つ結果が残せず悔しい思いばかりでした。特に最初の早慶戦で先鋒を務めさせていただき、絞め落とされ一本負けしたことは今でも鮮明に覚えています。いつも試合で負けている自分を見て食事に誘い励ましてくれた先輩方、喝を入れてくれた同期、優しく慰めてくれた後輩たちには心から感謝しております。

そんな学生柔道の試合もあと1つとなりました…。
泥臭い柔道人生だったかもしれません。しかし、『努力は人を裏切らない。』ただそのことを証明したかっただけです。
今までの悔しさ、苦しみ、悲しみを力に変えて全て尼崎での体重別団体でぶつけ大暴れしたいと思います。

最後になりますが、いつも応援して下さいました先生方、OB、OGの先輩方、同期、後輩、家族、本当にありがとうございました。
尼崎での体重別団体では全力を尽くしますので、どうかご声援の程よろしくお願い致します。