最後の部員日誌を書くにあたり、去年卒業された先輩方達の最後の日誌を読み返しました。特に日時本先輩、篠原先輩の書かれた文章を読みながら、自分が入部してからこの日までの色々な出来事が思い返され、込み上げてくるものがありました。一年前に2人の最後の部員日誌を読んだ時の衝撃、興奮とはまた違う、不思議な感情でした。言葉にするのは難しいですが、引退直前という状況になって今改めて読み返すと2人の言いたかったこと、言わんとしていることが私の心にスッと入ってくるようでした。それと同時に先輩方の偉大さを改めて感じました。自分はあの先輩達のように振舞えていただろうか、あの先輩たちが残してくれたものを次につなげることができただろうかと考えてしまいます。

 

振り返ると、柔道という競技に巡り合うことができて私は本当に幸運だったと思います。中学、高校の時に柔道と引き合わせてくれた恩師には時がたてばたつほど感謝の念が増すばかりです。

そして慶應柔道部は私にとって、最高すぎる環境でした。

初めて、日吉の道場をおそるおそる訪れた日が懐かしく思い出されます。ほとんど初心者で、大学から柔道を始めようとする私を部は快く迎え入れてくれました。同期にも本当に恵まれました。打ち込みパートナー(通称:打ちパ)の藤井をはじめかけがえのない仲間達に出会うことができました。さらに学年が上がるにつれてかわいい後輩達が続々と増えていきました。

皆、柔道が強い。それでももっと強い人が全国にもうじゃうじゃいる。この柔道という競技の果てしない層の厚さ、奥の深さも私にとっては魅力の一つです。

全国大会や早慶戦でしのぎを削り、結果を残すなんて話は夢に終わってしまいましたが、私は柔道が大好きです。卒業してもどこかで場所を見つけて柔道を続けていきたいと思います。

 

 

さて、直接いうのは照れ臭いのでこの場を借りて愛すべき後輩たち(全員は大変なので私のメンターメンバー)にメッセージを残したいと思います。。

 

小野へ

何を言ってもふざけてばかりで真面目な返事が返ってきたことがなく、まともな会話をしたことがほとんどなかったけど、時おり見せる素の一面、膝のケガに苦しみながらも真摯に練習している姿を見ていました。すでに次期主務として後輩たちを取りまとめている様子も頼もしい限りです。普段はついつい茶化してしまいますが、日時本先輩、栗田と綿々と続く柔道部の大黒柱に名を刻む一人として頑張ってください。陰ながら応援しています。

 

 

都倉へ

私は頼りない先輩だったと思いますが、それでも慕ってくれてうれしかったです。天理戦で引き分けた試合は、本人はどう思っているかは知らないですが、私は見ていて感動しました。間違いなく、次の代のエースの一人になるだろうし、その資格があなたにはあると思います。

せめて都倉の練習相手になれるような実力が私にあればかっこもついたのですが…。残りの慶應柔道部人生をそのかろやかな体で駆け抜けてください。ありがとう。

 

野上へ

1年生と4年生とは距離を感じがちなのが一般的だと思うけど一緒に帰ったりもして、野上は私とよく話をしてくれたと思います。ちなみに私の大学柔道最後の試合の相手はあなたでした。一生忘れません。冗談はさておき、あなたも真面目に練習に取り組み周りの部員の士気を高める存在だと思います。これからも先輩達にいい刺激を受けながら柔道部を引っ張っていってください。

 

 

最後に私にかかわってくださったすべての慶應柔道部関係者の皆様、

ありがとうございました。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。