こんにちは、最近身長がちょっと伸びた気がします。法学部三年(!)マネージャーの猪熊彩です。

前回の日誌で三田でのキャンパスライフへの不安を述べたのですが、思っていたよりすぐに慣れました。新一年生ももうすぐ新生活に慣れるころでしょうか。今回の日誌は新学期でやる気満々モードなので、勉強のことについてふと思ったことを書いてみます。

最近、知識と知識が繋がる、という事が大学の授業で頻繁にあります。例えば高校生の頃、なんでこんなの覚えなくちゃあならないんだろう…と無理やり頭に詰め込んだ、重箱の隅をつつくような知識が、大学でのある講義で詳細に扱われたりします。(しかも全く違う分野で!)他にも一年生の頃に心理学の授業で勉強した事柄が化学の授業で扱われたり、経済学で習った数式が社会学の授業で登場したりします。勉強するってこういうことか、と大学生になってやっと分かりました。

小学生の頃から、なんで勉強しなくてはいけないんだろう、と心の底で疑問に思いながらも、合格点を取る、とか志望校に合格にする、とか目の前の短期的な目標に向かうことで、だましだまし勉強してきた気がします。もし今自分が、小さい頃の自分に「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と聞かれたら人生の選択肢を広げるためだよ、と答えると思います。かっこつけてるわけではなく、本当にそう思います。もし私が苦手な数学や化学を勉強していたら、医者を目指せたかもしれないし、家庭科の授業も頑張っていれば料理人を目指せたかもしれません。とにかく小中高大の間にいろんな事を、座学に限らず、勉強しておくと人生を豊かにすることができると思います。

いま日誌を書いていて、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った演説の一節を思い出しました。

有名なので知っている方も多いとは思いますが、今回の日誌と近い内容なので紹介します。彼が大学生の時たまたま取ったカリグラフィーの授業が、マッキントッシュにタイポグラフィを搭載することに繋がったそうで、このような体験を通しての言葉です。

“You can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”

 

今年は、単に卒業するという短期的な目標のためではなく、将来、大学で学んだ知識を生かし“connect the dots”できるように学問に励みたいと思います。

 

本日はこれにて失礼いたします。