こんばんは、3年の伴です。

しばらく更新していませんでしたね。暇なので更新したいと思います。このあいだ、祖父に電話で「最近全然更新してないじゃないか」なんて言われてしまいました。ちゃんとチェックしていたんだね、おじいちゃん…

3年生になってしばらく経ちましたが、授業が最近結構面白いです。私が特に面白いなと思って受けているのが「人類学とフィールドワーク」という授業です。この授業を担当する教授はアフリカのニジェールという国で何年間か住み込み調査をしてきたそうで、そのときに見聞きしてきたこと、思ったことを授業内で語ってくれます。なんだか、普通の授業とは異なり、知識を詰め込むというよりも、語り部の話をずっと聞いてるだけって感じの授業です。その話がまたとても興味深いんです。

いや、興味深いというよりも、怖い、ですね。

私は毎週毎週ドキドキしながら、また、恐怖に怯えながら教授の話に聞き入ってしまっています。教授の話し方が怖いっていうのもあるんですけど、何より内容が怖いんですね。遠いアフリカ大陸での出来事のはずなのに、私たちにも関係ある、むしろもう既に巻き込まれているんだ、というような感覚を覚える内容です。教授自身のフィールドワークでの話を聞いてると、自分の中での「当たり前」が当たり前ではなくなって、不協和を起こしてしまいそうになります。非常に怖いです。

過去にはコメントペーパーに「先生の話を聞いてると、つらくなってきてしまうので授業にはもう来ません。ありがとうございました。」とだけ書いて、次の週から来なくなってしまった学生さんもいたそうです。教授はこの言葉に深く傷つき、もう二度と来ることはなかったけど、その学生さんには単位を差し上げたそうです。

マジか…私もそうやって書いて来週から行くのを止めようかな…なんて一瞬だけ考えましたが、そんなことはもちろんしません。ちゃんと受けます。それにしても、その学生さんの気持ち、私にも少し分かる気がします。

この授業に関して言えば、ほんとに取って良かったなと思っています。文学部にはこういった興味深い授業がちょいちょいあるので面白いですよ。すぐに役立ちそうな便利な知識なんて全然学べませんが。どうせ大学でゆっくり学ぶんならそれもまた悪くないかな…なんて最近よく思います。

教授がどんな内容の話をしていたのか、事細かに書きたいところですが、長くなってしまうのでやめておきますね。とりあえずざっくり言うと「文化は脆くて、そしておぞましい」といった感じでしょうか。

あと前回の授業で「マラリアは本当に怖い、デング熱なんかどうでも良くなるくらい怖い。今日はそれだけ覚えて帰ってくれ。」とか言ってました。三回マラリアに感染した教授が言うには「とりあえずマラリアめっちゃ怖い」らしい。

文学部って何勉強するの?って色んな人によく聞かれるのでザッと書きました。

北海道のおじいちゃ〜ん、孫はこんなことを日々勉強していま〜す!今度、食べ物送ってね〜!(出来れば甘いお菓子も食べたいな。)

おわり