こんにちは。2年の篠原です。
最近ようやく肌寒いですね。日中でも20℃を越えない日が続いています。私の地元の長野の友達によると、日中でも気温は10℃に満たないそうです。恐ろしいですね。

さて、早慶戦まで1ヶ月をきりました。私は塾高から慶應にお世話になっていますが、四年間全敗です。
私は柔道の試合であんなに盛り上がり、観客一体となって熱くなる試合は知りません。それだけに、負けると本当に悔しいし、情けないです。

昨年は初めて高校時代からずっと憧れた早慶戦に出場させて頂いたにも関わらず、自身は負け、チームも負けてしまいました。
試合後、高校時代の恩師である鏑木先生に、

「お前が引き分けていれば流れは全く違った。今回の敗北はお前が一番責任を感じなければならない」

そう言われました。

歓喜する早稲田チームを見て、悔し涙というより、自分の情けなさ、無力さ、弱さに対して怒りがこみ上げてきて、逆に涙は出ませんでした。

あれから一年です。5連敗は許されません。昨年や、前々回もそうだったみたいなのですが、試合前の想定が非常に楽観的すぎました。
蓜島が何人抜いてくれる、とか、中野なら最低でも引き分けるだろう、……等々、我々にとって都合の良い予想を展開し、試合前はなぜかチーム全体で勝ったような気でいたところがありました。

しかし、実際その時になるまで何が起こるか分かりません。昨年ははっきり言って誤算だらけでした。

早稲田はとても良いチームです。昨年の早慶戦しかり、今回の尼崎しかり、絶対的な存在がいない分、総合力で一人一人が最低限の仕事をして勝ち上がります。試合中のチームの雰囲気もかなり良かったです。

楽観的な予想をするのではなく、最悪のシナリオを自分がどう打開するか、自分以外の選手が思うように動けなかった時、自分がどんな相手にどんな試合展開にもっていけばいいのか、これを冷静に見極めて最高のパフォーマンスをしなければ彼らには勝てません。
早稲田にとっての悪い誤算を多く作る必要があるのです。

チーム内山も残りわずか、この一年間やってきたことの最後の成果を発揮する場が早慶戦です。全主将の井上先輩は昨年の早慶戦前にこんな話をしていました。

「早慶戦はもちろん勝ちたいという気持ちはある、しかし勝ちたいぐらいの気持ちじゃまだ弱い、勝たなければならない試合なのだという気持ちを一人一人がいかに持てるかだ」

井上先輩は熱い先輩でした。それに対して現内山主将は、何があっても動じず、常に落ち着き、周りがよく見えていて、冷静さを忘れません。

「熱く冷静に」

二人の主将から感じ取った私なりの信念です。

今年こそ勝って、監督に初めての胴上げをプレゼントしたいです。
残り一ヶ月足らず、チーム一丸となって熱くなり、冷静に頭を働かせる、そして最高の結果を講道館で出せるよう、頑張ります。

追伸:前々回の投稿は7/31、岡崎の誕生日。前回の投稿は9/15、宮下の誕生日。そして本日10/23は伊藤の誕生日です。めでたい日ばかりに更新日。なんだか縁起が良いような気がします。
こうへいおめでとう。