こんばんは。法学部1年の小野です。夏休みも終わり涼しい季節になってきました。大学生活が始まってはや半年、光陰矢の如しとはよく言ったもので本当に毎日が一瞬です。

さて、今回のテーマは「LEAP」です。最近の話題はなにかな、と思い浮かべるとこれが出てきました。LEAPとは「Leadership Education Athlete Program」の略称で、リーダーシップやマネジメントに関して体系的な知識やスキルを学ぶ講義です。お固い教室なのかと思いながら参加してみましたが、むしろものすごくためになる講義を受けることができました。今回は「創造性開発」「計画化」「組織化」の三点について学びました。この中でも特に、「計画化」について強く感銘を受けました。

計画とは、その夢や目標を実現するための道標で、そのための進路を予め決めてしまうことです。それは大学生活に留まらず、自らの生涯についても考えます。ただ、その中でこの大学4年間をどう過ごすか、どんな目標を掲げて実行するのか、ということが大切になると思います。そしてそれを最大限に活用できる要素が柔道部にはたくさんあります。いかにそれらを利用し、役立てることができるかが大切だと思います。世代交代が近づいてきている今、3年後の自分を想像しながら日々精進しようと思いました。

未来について考えるのはいいことですが、その前に「現状」を理解することが不可欠です。今の自分を分析して、長所と短所、やらなければならないこと、将来像などを把握した上で計画実行に移行するべき、という考えには深く共感できました。これは僕がすべきことだなと思い、思わず考えてしまいました。日々の学校生活、柔道で目標ややるべきことが曖昧になってしまっているような気がするな、と。特に柔道に関しては、ただがむしゃらに稽古をするだけではその成長は少しで、自分に足りないものはなにかを理解した上でその改善、向上を意識して稽古をすることが大切だと思います。では、僕にとってのそれはなんなのかと考えると、もちろん他の選手と比べると肉体や巧みな技に関しても劣ってしまってはいますが、やはり「組み手」だなと思いました。先日、毎週水曜日の講道館での練習があり、その中で改めて気付かされました。自分の優位な状態から技をかける、といういわば当たり前の行為ができていない、そりゃあ技がかからないわけです。そしてこれが僕の第一の課題だと認識できました。慶應の柔道部には組手がうまい先輩が沢山いるので、じっくり教えていただきながら頑張りたいと思います。

1つの課題にフォーカスしてお話しましたが、柔道面だけでなく生活面でも多くの課題はあります。それらを発見、意識し、改善、向上することで理想の将来像に近づいて行けるといいなと思います。そしてそれを「柔道部」全体にも当てはめてさらなる発展に繋げられれば最高です。

なんだかくさい話になってしまいましたが、ここまでにさせていただきます。勝負の秋、自分もその一員になれるよう日々精進します。おやすみなさい。

 

終わり。