WBCで日本が優勝して本日の練習後の道場は大変盛り上がっておりました。部員たちの雄叫びを聞いてくすくすと笑いながらも、スポーツはすごいなと感動しておりました。観客までもの心を燃やし、人々の心を一つにさせ、皆が自分のことのように一喜一憂する。そして勝敗関係なく最後に大きな感動を与えてくれる、スポーツで絆が深まったり、生まれたりするんだと彼らを見て実感しました。

私は一度ニューヨークのヤンキーススタジアムで試合観戦をしたことがあり、アーロン・ジャッジの復帰試合で会場が大変盛り上がったことを思い出しました。こんなに貴重な経験であるにも関わらず、そのころは野球に無知で、さらに席からグラウンドが遠すぎたこともあり、飽きてしまっていました。途中から友人とポテトやアイスを貪りながら談笑ばかりしてしまいました。今見たら盛り上がれるのだろうと思います。無知って恐ろしいですね。。。ちなみに選手がみじんこレベルで小さくて、どれがジャッジかもわからなかったです笑

 

さて、桜が咲く時期になりました。私は桜が咲き始めると同時に散ってしまう時のことを考え、切ない気持ちになってしまいます。しかし、その一瞬という儚さが桜の美しさをより引き出しているのだと思います。毎日同じ美しいものを見ていたとしても、それが「日常」となってしまえば心は動かないものです。「変化」があるからこそいつまでも心に美しい存在として残り続けているんだと思います。人も宇宙規模で考えれば、一瞬しか生きていません。この一刹那の始まりから終わりまで、桜のように美しく咲き誇る人生を送りたいです。

 

同期の島田や井口は出会いと別れと書いていましたが、私の中ではこの季節に別れという言葉は存在しません。なぜなら小学校は附属で中学もみんな一緒、ニューヨーク校に行くために中学の転校したのも七月、高校の卒業式は6月だからです。春に全然別れていません笑

ただ、春の心地よい風を感じて綺麗な景色を見て、流れに身を任せて新しい出会いをワクワクしながら待つ。花粉症であることを除けば、この季節は私にポジティブな感情だけをもたらしてくれます。気温と同じく心穏やかに過ごせる季節です。お花見でもしてさらに充実した生活を築いていきたいです。次の部員日誌ではお花見の感想を書こうと思います。

 

桜が開花したとはいえ、寒さが戻る日もあるようです。お体ご自愛ください。この辺りで失礼いたします。