皆さんこんにちは、人生で初となる異国でのクリスマス、年越しを経験する一大イベントを控えていながら昨今のオミクロン株の影響をモロに受けて一ミリも楽しめなかった環境3年の陶です。皆さんも異国で年を越す際は、まずは楽しく年を越せるようにお守りでも買っておきましょう。

 

日本の現在の状況はいかがでしょうか。こちらでは職場で陽性者が続出したり自宅のルームメイトが嫌な咳を繰り返したりと、厳しい戦況の中泥臭く健康を保っております。バカは風邪ひかないって本当かもしれないですね。

僕個人は全くもって健康で、今朝も日本食ラーメン屋で朝ラーメンをぶちかましてきました。ただやはり日本の味と比べると月とスッポンと言ってもあまりあるほどで少し力が抜けてしまいました。日本にいた頃は須永をはじめとした二郎系信者たちに連れまわされていた二郎系撲滅派の一徒でしたが、日本の味を離れ6ヶ月も経つと不思議なことにあの味に懐かし味を覚えてしまいます。ちなみに日本帰国後に食べたい者ランキングは手打ちそば、卵かけご飯に次ぐ第3位です。

味の記憶とは底知れないですね。

 

さて、同期たちの日誌の内容を何となく踏襲したところですが、例によってこのあとどんな話をしようか悩んで1時間が経過いたしました。話したいことは山ほどあるのに何だか文章にするとしっくりこないことってありますよね。

そういえば前回の日誌でも軽く触れましたが、今月をもってこちらにきてから半年が経つというプチ記念日が訪れました。半年という時期は短くようで実は長く、僕の周りでは同時期に留学を始めた友人たちがチラホラと母国に帰国しはじめる頃合いになってます。

彼らが帰国する理由は様々。

留学を満了して何かを得て帰る人、家族の事情が重なってしまいいたし方なく帰る人、こちらの生活に心が折れてドロップアウトして帰る人、本当にたくさんの人生があります。

僕はこう見えて情が深い部分があるので、親しくしていた友人に対しては空港まで見送って涙ちょちょぎれる別れのシーンなんかを演出していますが、その人たちが見せる表情は本当に様々です。次のステージに向けた闘争心、この長い戦いを生き残れた満足感、この先の人生に不安を覚える喪失感。同じ留学でもここまで差が出るのかと、他人事ながら感心させられるほどでした。

 

そんな留学の感動シーンあるあるみたいな場面の中、恥ずかしながら私も感じてしまいました。

そうです、日本帰りたい病です。

今鼻で笑った人は後でお尻引っ叩くので集合してくださいね。

基本的に友人の出発は午後なんですが、その帰り道、夕方に空港を出ようとすると見えてしまうんですね。夕焼け空に爆音を立てて飛び立つ飛行機のシルエット、まさしく僕地震が出国の時に乗っていた飛行機のような風景が。今まで2、3回体験しましたが、その瞬間、驚くほど鮮明に日本での生活がフラッシュバックしてくるんです。人間って不思議ですね、この気持ちは不安でも悲しさでも寂しさでもない、ただ異常なまでに日本への愛着を呼び覚ましてくれるような感覚がほんのちょっとしたきっかけで身体中を駆け巡るのです。日本に帰ったら卒論の題材にでもしてみたいですね。

 

はい、ここで石川の日誌の内容も拾えたところで、課題がありますのでお暇したいと思います。これを読んでいる二郎系信者の方いましたら、ぜひ二郎の写真を送ってください。目の保養にします。

では、