台風一過、雨風に荒れた朝とは一転し、午後はピカピカの快晴となりました。

おそらく最後の更新となります、4年の富岡です。

 

私にとって本当に最後の試合、早慶戦がいよいよ5日後に迫ってきました。

早慶戦の意気込みと、柔道部の皆さんに対しての想いを書かせていただきます。

 

私は高2の終わりに怪我をして高校最後の大会に全試合出場すらでず、やりきれない想いをしました。その悔しさから、大学でも柔道を続けたいと、慶應の柔道部の入部を決意しました。しかし入部当初は柔道部に女子部員が私一人という状況。周りの部員に気を遣わせてしまったり、違いや壁を感じて、続けて行くことに悩んだ時期もありました。

そんなときに早慶戦があったと思います。一人一人が自分の役割を自覚して勝利に向かう姿をみて感動し、私も中心となってみんなと勝利を味わいたい、女子早慶戦ができないかなと少し思った記憶があります。これがきっかけで、女子部員が沢山集まってほしいし、柔道を続けていきたいとも思いました。それに先輩方や同期のみんなも、一緒にご飯に行って話したりすると、暖かく受け入れてくれていることを改めて感じたりもしました。

着々と女子部員が増えて、今では選手5人、マネージャー2人。これまでにない、慶應柔道部史上最大の女子部員の人数です。えり、なっちゃん、さくらこ、ばんちゃんの力をもらって、東京学生団体では準優勝という結果を出せる程にもこの3年で一気に成長しました。

だけど、私自身個人では負けてばっかり、チームの役にも立てず、ほとんど結果も残すことができませんでした。本当に情けなくて、なにもできないどうしようもない先輩だったと思います。それでも、いつも女子のみんなにはたくさん励ましてもらって、一生懸命支えようとしてくれて、助けられてここまでくることができました。「まなんがいたから女子部があるんだよ」っていう一言、初めて私の柔道部としての存在を認めてくれたような気がして、本当に柔道部で続けてきてよかったと心から思った瞬間です。ありがとう。

同期のみんなには、感謝と尊敬をしています。部のことを一生懸命考えて、どんな時間も部のためを思って仕事をしていた主務副務副将、そして主将。沢山考えることやることがあって、大変なこと辛いこともある中で、責任を持ってしっかりと仕事をこなす姿を本当に尊敬していました。何もできず、色々迷惑もかけてしまったことに申し訳なかったと思っています。でも、そんな私を受け入れてくれて仲間として一緒に柔道をしてくれたことに感謝しています。

 

今度の早慶戦は、私自身の柔道生活最後の試合です。女子の早慶戦はエキシビジョンマッチとして3回目となりますが、まだ勝利がありません。今年こそは必ず、勝利をあげて、今後の女子早慶戦の轍をつくります。慶應の柔道部として、4年間一緒に稽古してきた同期の一員として、そして女子柔道部の一員として、力を全て出し尽くして戦って、後輩達に少しでも何かを残せるような試合にしたいと思っています。

 

以上、私の想いと意気込みでした。

 

今までお世話になった慶應柔道部の方々には、大変感謝しております。こんな私ですが、これから先も長く付き合って頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。