失礼致します。私、本年度、慶應義塾體育會柔道部、並びに慶應義塾大学総合政策学部1年の今野蓮(こんの れん)と申します。秋田県の秋田高等学校から参りました。現4年生の長田治親先輩の後輩にあたります。私は18年間を秋田県で過ごしました。食べ物が美味しい、自然が広がっているという恵まれた環境、つまり田舎で育ちました。こちらにきて早1ヶ月となり、生活にも慣れましたが、まだまだ多くの驚き、発見があります。これも一種の社会勉強となっており、楽しく過ごさせていただいております。地元の友人には「染まりすぎるな」という忠告を受けているので気をつけたいと思います。

私の今年度の目標は、団体戦の一員に何としてでも食い込むこと、早慶戦で慶應を勝利に導き、体育会柔道部に貢献することです。しかし、今の私の力では当分叶いません。練習やトレーニングなどで自分ができる最大限まで追い込み、より一層の努力をしたいと思います。高校時は階級が73kg級でしたが、大学は階級アップをし、最終的には90kg級まで上げたいと考えております。そのためには食べることが絶やせません。毎晩600gの米と肉300gを食べ、牛乳、プロテインを飲み、よく寝るという日々が続き、おかげで1ヶ月で体重が4kgほど増えました。食べてる時と寝てる時ほど幸せな時間はないと思っております。

柔道を始めたのは小学校1年生からで兄の影響でした。なんとなく始めた柔道ですが、今ではやってよかったと思っております。小学校6年生の時に初めて全国大会に出場し、敗戦に終わり、その時から全国を意識するようになりました。また日整全国少年柔道大会では同期生の織茂くんとも対戦したのを覚えています。これも何かの縁なのかもしれません。中学時にも全国大会に出場し、66kg級で第5位に入賞することができました。高校時は全国大会には出場できなかったものの、東北大会で73kg級において優勝することができました。本当に柔道には感謝しています。

秋田高校は秋田県トップの進学校でありました。勉強に追われるという日々からは解放されましたが、そこに甘えるつもりはありません。慶應に入学したからには柔道はもちろんですが、勉学の方も疎かにせず、文武両道を目指して頑張りたいです。やるからには全力で取り組み、大学生活を有意義なものにしたいと思います。

ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。