失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させていただきます。私本年度慶應義塾體育會柔道部並びに、慶應義塾大学法学部法律学科1年の野上恭平(のがみきょうへい)と申します。以後よろしくお願い致します。出身校は慶應義塾高校で、出身地は横浜ということもあり小学校からずっと横浜で育った、いわゆる「はまっこ」です。

 

ここで早速本題の自己紹介をさせて頂きたいと思います。私が柔道と出会ったのは中学生当時幼かった自分は、近くの少しやんちゃな小学校と同じ学校になるということでいじめられることのないよう自己防衛のために始めました。そんな不純な気持ちで始めたこともあり中学生の頃を振り返っても、他の同級生に胸を張って頑張ったと言えるような練習をした記憶はございません。その中、縁もあってか塾高柔道部の門を叩きました。他の同級生が春休みに入ると同時に練習に参加する中、そんなことも梅雨知らずに呑気に過ごしていました。

 

入学式も終えひと段落がついた頃、当時高校2年生だった秦先輩に声をかけていただき初めて塾高の練習に参加しました。塾高での稽古は自分の想像していた練習の100倍は辛く、最初は塾高に入学したことを後悔し、数ヶ月前の自分を恨むことも…。入部当初は優しかった鏑木先生もいつしか鬼のように見え、夢で先生に怒られ飛び起きることもありました。そんな塾高生活も三年目に差し掛かった時コロナウイルスによる自粛生活により満足に練習もできず自分たちの試合は終わりました。そうなると今までは怒られることが怖くてしかたなかった私でしたが、練習中後輩が先生に指導をいただいている中、声をかけていただけないことの寂しさに気づきました。3年目にしてやっとどれだけ恵まれた環境、恵まれた師の下で稽古することができていたのか気づくことができました。

 

大学での練習は基本的に学生のみでの練習のため、誰に注意をされることもなく自分で追い込むことが必要です。今までは鏑木先生が目を光らせてくださっていましたが、大学生になった私に自立を促すかのように一言も声をかけていただけません。自分で自分を追い込み、やるからには結果をとことん追求するそんな選手になれるよう日々精進していく所存です。

拙い文章で申し訳ございません。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。