失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させていただきます。私本年度慶應義塾體育會柔道部並びに慶應義塾大学文学部1年生の松永蓮太郎と申します。以後よろしくお願い致します。

今回の部員日誌では大まかに私の自己紹介をさせていただきます。育ちは石川県津幡町、出身道場は富山県津沢柔道スポーツ少年団で、高校から慶應の学生として神奈川県で柔道人としての更なる高みを目指して精進しております。

話は変わりますが、Facebookの紹介にありました通り私は俗に言うヲタクであります。最近の流行りはYouTube上で活動するバーチャルアイドルグループ「ホロライブ」のメンバーの動画鑑賞で推しは兎田ぺこら。高校に入るまでは他人より多少、気に入った物事にのめり込む気質があるという程度だったのですが高校の厳しい環境がもう一人の私「ヲタ太郎」を呼び覚ましました。人が神仏や偶像を崇拝するのは救済を求めるという行動原理があると思うのですが、私の場合はそれが兎田ぺこらだったと言うだけであります。中学までは道場や中学校の監督にはもちろんお世話になったのですが、特に父とは二人三脚でずっとやってきて毎日厳しく指導されていました。父には思い出したくもないほど酷い目に遭わされましたが、自分の家族ということもあり心の底では家族の甘さにつけ込んだ安心感を覚えていました。しかし、高校生活ではそんな心の支えでもあった家族と離れ寮生活を始め、心の底の安心感が取り除かれ日々の厳しい稽古も相まって知らずのうちにアニメという沼沼に片足を突っ込んでいました。

辛いことがあるたびにやけ食いならぬやけアニメ、体の栄養補給のための食事に加えアニメで心の栄養補給、このサイクルを繰り返すたびに私と二次元の世界の境界線は撤廃され今では語尾が「ぺこ」になり他人には見えないオーラが見えるようになる始末です。この調子が続いたため、今では私がいわゆるヲタ活をしていると塾高時代の仲間からは日々呆れと罵りが浴びせられるようになりました。しかし、仲間たちは同期の私を柔道に関することでは頼ってくれ、また私自身も仲間たちには感謝しきれないほど助けられてきました。このように、思ったことをはっきり言える友人であり、もう一つの家族のような存在である仲間たちだからこそ私は大学では一皮剥けて更なる輝きを手に入れられることを確信しています。大学では狡い弱い自分に負けず苦しい状況でも逃げない、仲間から信頼される大きな背中をもった選手となれるよう精進させていただきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。

拙い文章で申し訳ございません。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。