ご無沙汰しております。総合政策学部三年の菅原将吾でございます。
うっとうしい季節となりましたが、皆様にはますますご健勝の事と存じます。
個人的な話にはなりますが、季節の変わり目に私は何とも言えない寂寥感に襲われます。窓を開けると春の匂いを感じる朝、日差しが出ているのに肌寒くなった昼下がり、じめじめと空気が湿気り息苦しくなる梅雨入り前、挙げるときりがありません。
これは私が二十年余の人生において経験してきた様々な記憶が、季節とともに私の深層記憶に刻まれ、呼び起こされているからではないかと思っています。過去に経験した様々な失敗が、季節の変わり目に纏めてフラッシュバックし、ある種自分への戒めのように襲いかかってくるのです。こうした過去の自分に対する反省であったり、また無為に時間を過ごしていしまったのかと思う後悔が、「何とも言えない寂寥感」を自ら生み出してしまっているのでしょう。
「それなら君は一年中陰鬱な気分で生きているのか?」と言われてしまいそうですが、そういう訳でもないのです。季節の変わり目に慣れてしまいさえすれば、私は誰よりも日本の四季を楽しめるのです。
春は命の息吹を感じ、草木と共に雪融けを喜びます。夏は燦々と降り注ぐ陽の光を浴び、夜には花火を打ち上げます。秋は長夜に月や星を愛で、虫達の合唱を楽しみます。冬は雪の中、息を潜めて春を待つ命を想い炬燵で静寂を享受します。
これはきっと何とも言えない寂寥感を乗り越えた先に、私の深層記憶に刻まれた良い思い出が滲み出してきているからなのだと思っています。楽しい事がある度に、昔もこんな事があったなと漠然とした喜びを上書きしていくのです。こうした既視感にも似た何かに助けられ、私はゆっくりと起き上がっていきます。
幸いな事に季節の変わり目は一年にそう何度もありませんし、何とも言えない寂寥感は一日も経てば何処かへ去っていきます。
こうして私は自省と謳歌を繰り返し、少しずつ年を取っていきます。 こんなことに思いを巡らせ、長々と思想に耽る事ができる。本当に幸せです。日本に生まれて良かった。
ウェーイ!!
日本コスタリカに勝ったぜ!!
ウェーイ!!
3対1だってよおおおおおおおおおお ふぅううううううういええええええええええい
失礼致しました。