今日で部員日誌を書くのも最後になります。

そして、あと11日経てば、長かった柔道人生も幕を閉じます。

 

17年間と少々。

それが私の柔道人生であり、人生の8割弱を費やしてきたのです。

 

物心ついた時には母校の道場で父親の練習を見させられていました。

「遊びに行くぞ」と父に騙されて車に乗った結果、起きる頃には道場の駐車場。という毎日でした。

3回に1回はちゃんと遊びに連れて行ってくれたことから、父の策略と愛情を感じます。

 

その頃から柔道は嫌いで、特にあの地下駐車場の匂いは大嫌いでした。

柔道を見ていても何も面白くないので、道場の片隅にある千羽鶴を見て時間を潰していた記憶があります。

 

「よくそれで17年も続いたな」

それが今の率直な感想です。

 

「なぜここまで柔道を続けたのだろうか?」

柔道人生の最後に来て、大きな疑問が浮かびました。

 

正直、今まで柔道を”楽しい”と思ったことは一度もありません。

「適正もなければ、センスも無い」

それでも続けてきたのは何故なのでしょうか。

 

たしかに、

「試合で勝って周りの人が喜んでくれる時」、

「試合で相手の行動を最後まで読み切れた時」、

「寝技の研究をしている時」、

「限界まで追い込んだ状態で技術が降ってくる時」は結構好きでした。

 

でも結局は「誰にも負けたくない」という気持ちが一番だったと思います。

只々負けたくないから頑張る、という日々でした。

 

そう考えると、この負けず嫌いの性分は社会人になっても続くのだろう、と予想しています。

そして、この柔道人生の幕を閉じるには、やはり勝って終わる必要があるのだろう、とも。

 

引退まで残り2つ試合がありますが、勝って終われるよう、残り少ない日々を全力で生きていきます。

厳しい戦いではありますが、最後は意地でも勝ちたいと思います!

 

応援の程、何卒よろしくお願いします。

 

 

終わり

 

 

 

 

P.S.

柔道家としての私はもう少しで終わりですが、これからは社会人としての私に、乞うご期待あれ!