こんにちは。経済学部4年森井浩太です。暑がりの私は、この茹だる暑さにうんざりしています。それは置いといて、依田、お誕生日おめでとう。プレゼントは用意してあります。

余談(依田ん)はここまでにして、就活体験記ということで、私自身の就職活動について振り返ろうと思います。しかし、同期が真面目に語っているので、私からは少し変わった視点からお話しさせていただきます。

まず、私の就職活動のゴールは、以前の部員日誌でも書いた通り『悔いのない就職活動にすること』でした。だから、悔いが残らないようにやるべきことは全て行いました。

その上で、私はモチベーションを維持するために、「就職活動=恋愛(結婚)」だと捉え、活動していました。例えば、ESはラブレター、インターンシップはデート、面接は告白みたいに、色々と置き換えていました。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが、就職活動の敵は自分であり、飽きてしまったら気持ちも質も落ちてしまいます。だからこそ、恋愛感覚で取り組んでいました。

さらには、私の尊敬する就職予定先の社員さんも、「就職先は結婚相手」と仰っており、今は転職ありきの世界かもしれませんが、結婚という表現は面白いなと感じていました。

そもそも就職活動は楽しむものだと私は思います。人生を決める大事な岐路を自分で選択する。言い換えれば、一生愛する結婚相手を決める。楽しみながら、やらなきゃつまらないし、変な人に出会うかもしれない。

では、結婚までのストーリーをサクッと解説します。

先述した通り、ESはデートをするための通過点であり、会いたいと思わせるラブレターのようなものです。だから、自分に興味を持ってもらう文章やフレーズを散りばめる必要があります。特に1行目。この人ってこういうことしたんだ。こういう人なんだって端的に思わせるのです。ラブレターもそうです。周りくどく好きって伝えるよりも、シンプルに好きって伝えたほうが印象に残るはずです。

次は、インターンシップです。インターンシップはデートのようなものです。

人間実際に会ってみないと、どんな人か分かりません。文面では好きだなって思っても、会って実際に話してみたら何かこいつ違うなって経験はありませんか?だから、デートする必要があります。これは、企業にも私にも双方にメリットがあります。企業からしたら、この子は私と気が合うか試すことが出来るし、私も直感的にこの人を一生愛することができるか(働くイメージ)を測ることが出来ます。このように、インターンシップは単なる就業体験ではなく、相手を知る最高のチャンスなのです。だからこそ、後輩にはインターンシップ(デート)を楽しみながら、尚且つ味わってほしいと思います。

最後に、面接です。これは、告白にあたります。自分の思いを相手に伝える最初で最後のチャンスです。緊張するのは当たり前です。好きな人に気持ちを伝えるのだから。ここで重要なのが、自分は①どんな人間で、②どんな価値を提供できるのか、③本当に好きなのか、この3点です。これさえ伝えることができたら、勝ち確定です。そして、両思いになれたら内定をいただき、無事婚約になります。

時に振られることがあるかもしれません。それは自分のアプローチ不足で、準備不足、楽しませることができなかったからなのです。

そのために、いかに相手を知るか(企業研究)、その上で自分がどうアプローチするか(自己分析、面接)これが重要なのではないでしょうか。

決められた時間で自分をアピールする。好いてもらう。選んでもらう。

これこそが就職活動の醍醐味だと思います。

また、本当に好きな人(本命、第1志望の企業)は、とにかく社員さんに会う、OBOG訪問をする。これが肝だと思います。熱意を見せる、入りたいんだという気持ちを見せる。俺はお前が好きだ。一途だぞと。何事も情熱だと思います。自身の就職予定先の社員さんには、延べ30人くらいのお話を伺ったと思います。とにかく会って、気持ちを伝えました。

恋愛が嫌いな人なんて、世の中にいないと思います。このように、恋愛ちっくに考えてみると面白いかもしれません。こんなふうに取り組んでいたからこそ、苦しいこともなく楽しく就職活動を終えることができたのだと思います。

ふざけた話は、ここまでにして最後に、なぜ某鉄道会社にしたのかお話をさせていただいて終わりにしたいと思います。

私は、来年4月より「のぞみ」や「こだま」、「ひかり」で有名な某鉄道会社の総合職として就職予定です。

従って、よく電車が好きなの?新幹線が好きなの?と聞かれることがありますが、私はトミカで育ったので、全く鉄道に興味がありませんでした。

じゃあ、なぜ鉄道会社(内定先)にしたのか。

大きく分けて3点理由がありました。

1点目は、「東海道新幹線」と「在来線事業」、「関連事業」の3つの柱を軸に、「リニア中央新幹線」や「高速鉄道の海外展開」に挑戦しているということです。3つの柱で、国を支え、そして稼ぎ、その上で2つの大きな夢に会社全体で挑戦している。この姿勢に共感し、スケールの大きさにゾクゾクしました。

2点目は、唯一「時間軸を変えることが出来る会社」だからです。ある社員さんは、「単身赴任の概念を変える」ひいては「家族の在り方をも変える」と仰っていました。これを実現できるのは、唯一無二のアセットであるリニア中央新幹線だけであり、その事業に携わることが出来るなんて、人生の財産になると思いました。

3点目は、なんと言っても「人の良さ」でした。延べ30名の社員さんとお会いし、人柄の良さを肌で実感することができました。特に、社員さん全員が「日本をよりよくしたい」という明確な目標を持っており、同じベクトルを向いて業務に取り組んでいるところも、人として尊敬できる社員さんの宝庫だと思い、一緒に働きたいと率直に思いました。

この3つの理由以外にも、子供に分かりやすい仕事であるとか、人の感情を身近に感じることが出来るなど、たくさんの理由があります。もちろん良い部分だけでなく、変えなければいけない部分もあります。それも含めて、人生をかけて働くことが出来る会社だなと思いました。

ただ、面接が多かったですね(笑)どんだけ告白させるねん、と。6回告白しました。。。

それくらい人を見ている、人を大事にしているんだなと今しみじみと思います。

とにもかくにも、第1志望と両思いになることができて幸せいっぱいです。

最後に、今回の就職活動では鬼谷先輩をはじめ、メンターの辻先輩、九津見先輩など沢山のOBOGの方のご尽力によって悔いのない就職活動を終えることができました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。決して1人では就職活動は成り立ちません。良い意味でとにかく頼って、報告もして、いろんな話を聞いてと、お世話になり尽くしました。さらには、柔道部以外の体育会の先輩や、慶應卒の先輩など、本当に慶應の強さ、三田会の強さを肌で実感することができました。これが、三田会なんだと。恐るべしです。

だからこそ、自分も将来後輩に還元できるように、先輩方のような立派な社会人になりたいと思います。

以上が、私の就職活動体験記であり、この体験記をもって就職活動を正式に終了いたします。

ありがとうございました。

PS.

その他に、とにかく日経新聞を読みました。世界情勢と自分の行きたい会社との接点や、この情勢だとどんな影響を及ぼすのかとか、今円安なのはなぜだろうとか、浅いですが、何を聞かれてもいいようにある程度の準備はしました。