25日(月)14:29頃、埼玉県北部で震度5の地震があり、東京もかなり揺れたみたいです。
「みたい」というのは、私は各駅停車の三田線、西高島平行に乗ってゼミへと向かう途中で、揺れをさほど感じなかったからです。
弱冷房車両の座席に座り「電車道」という小説片手にうたた寝していた私は、乗客全員のケータイから一斉に車内に鳴り響く、まるで子どものおもちゃのような音がする緊急地震速報に叩き起こされ、一瞬にして目を覚ましました。
ここですぐにスマホを開き、LINEニュースを、Twitterをチェックしてみると、予想通りに皆のツイートがTLに流れています。
日本人は地震が起こった時避難するより先にTwitterを開く、という誰かのツイートを見たときは、何だか自分の行動を見抜かれているようでいささか悔しく、所詮自分もネット社会に生きる現代っ子のうちの一人にすぎないのだと、冴えた頭で、しかしぼーっとしながら考えていたわけであります。
そうこうしているうちに10分ほど過ぎ、運転が再開され、電車は白金台から二駅すすんで三田駅に到着。
ただ電車が止まっただけですが、電車の中に閉じ込められていたという非日常の空間に居たわくわくから解放されてしまい、ゼミという現実に引き戻されるのでした。