こんにちは。藤井です。
今回で最後の部員日誌となってしまいました。

先輩たちがよく、「大学生活は一瞬」と言っていたのを、いままさに実感しております。
受験生として六徳舎に滞在していた日々が昨日のように感じられます。
柔道を真剣にやるのもあと少しで終わると思うとなんだか不思議です。

私が柔道を始めたきっかけは本当に些細なことでした。
小学一年のときに水泳少年団に通っていたのですが、冬のあいだは施設が閉鎖されてしまい活動がなかったので、なにか運動を始めてみようと思ったのがはじまりです。
そこで、体格が良かったこともあり、以前から声をかけてくれていた柔道少年団に見学に行ってみました。正直、”痛そうで嫌だ”と思いました。しかし、少年団の先生にうまくのせられ気がつけば柔道少年団に通うようになっていました。柔道を始める前の私は、気があまり強くなく、戦隊モノも怖くて見ることができないような子でした。柔道を始めたことによって少し強くなれたと思います。

体格が良かったこともあり、小学校・中学校とそれなりに結果を出すことが出来、自分の可能性を信じて高校も部活をする前提で進学をしました。実はこの時に、鏑木先生、そして笹野先生にも慶應義塾高校に来ないか、と声をかけていただいておりました。「大学進学の際にまたお願いします」と両親が言ったのですが、本当に大学でお世話になるとは、私を含め誰も考えていなかったのではないでしょうか。

私としては、北海道から全国で活躍したいという想いが強く、北海道の高校に進学することを決めました。しかし、高校柔道は甘いものではなく、技術や地力が圧倒的に不足していたことを思い知らされる結果となりました。
高校1年生の時は、朝早く起きて朝練の用意をし、少ない洗濯機を1年生で奪い合い、争奪戦に敗れ、深夜に洗濯を回したり、本当に精神的にも肉体的にも大変な日々の連続でした。しかし、辛い時、励まし支え合った仲間はかけがえのないものとなりました。

大学は、高いレベルで勉強のできるところに行きたいと考え、最初は早稲田大学への受験を考えていました。高校時の信頼していた先輩が早稲田に行っていたこともあり、最初は、慶應よりも早稲田に行きたい、という気持ちが強かったです。
しかし、高校進学の際にも声をかけていただいたこともあり、慶應のAO受験を決意しました。AO受験対策の際、慶應の大学生の先輩たちのサポートが暖かく、ここまで他人のために親身になれる人がいる大学に行きたい。自分もこんなに人間的に素晴らしい大学生になりたい、と考えるようになりました。この時に、「絶対に慶應義塾大学に行きたい」という想いが強くなりました。AO入試に合格した際は、隣にいた大学生の先輩と喜びあったのを今でも鮮明に覚えています。4年間で少しは素晴らしい先輩たちにちかづくことができたでしょうか。。

大学でも、同期や先輩後輩に恵まれ、良い環境で4年間を過ごすことができたと感じています。この環境で結果を出すことができなかったのがとても悔しいです。
特に打ちこみパートナーの伊藤には、お世話になりました(※お世話もしました)
トレーニングに関しては私よりも彼の方が意識が高く、随分と刺激をもらいました。

部員日誌を書きながらいろいろなことを思い返してみると、私は柔道を好き、というよりかは、みんなで部活をすることが好きだったのかもしれません。

しかし、この柔道を続けてきた14年間に後悔はないです!辛いことの連続で、何度もやめてやろうと思いましたが、ここまで続けてきて得られたものは数え切れないです。本当に辛く、そして楽しいかけがえのない時間でした。



最後に
今まで柔道を教えてくれた先生方、大学の仲間、高校の仲間、応援してくださる方々には本当に感謝しております。
そしていつでも味方でいてくれた両親、ありがとうございます。
「柔道」を通して人間的に成長することが出来たと思います。
これからもお世話になると思いますが、よろしくお願いします!!