遠征先から失礼します。3年の細谷です。
先日のWCTでは3回戦で小学校、中学校の親友と大学で初めて試合で当たり、嬉しい気持ちで一杯だったのですが、巴を掛けた際に流れるように関節を捉れました。悔しいので初めての慶甲戦頑張ります。地元に帰ったらやり返します。
さて、現在私達は兵庫は住吉駅の甲南大学セミナ―ハウスに泊まっております。主将は一緒に泊まれず悲しいです。要塞のような重厚感のある外観に加え、中もとても奇麗で素晴らしい合宿ができています。隣で無限に話している後輩、右斜め前でイヤホンをして就活をする同期、真っ先に寝る後輩、など中々楽しいです。
私は本日インターンがあり須永とセミナーハウスで受け、昼休みに近くのコンビニに軽食を買いに行きました。コンビニに入る前、目の前を小学生が全力で走って過ぎ去っていきました。「若いっていいなぁ」と羨望のまなざしで見ていましたが、前日も本日も須永はセミナーハウスからコンビニまで全力で走っていました。若いっていいなぁ。昨日は白のトレーナーに白のズボンで走っていました。中々奇妙な画でしたが、思い返すと塾高の体操服とほぼ同じでした。夜間運転者に良心的な服装です。
二日間一緒にいる須永の事をもう少し書きたいと思います。彼を表す言葉としては「背中」「塩」「ユニクロ」「無関心」です。1つずつ解説します。
①背中 彼の柔道スタイルは背中が軸です。彼と組み合うと細身な身体からは想像できないくらい引き寄せられる感覚があります。1年時にデッドリフトを210キロ挙げているのを見て衝撃を受けました。えげつない背力から繰り出される大外、大内は見る10倍は強力です。今年こそは一緒に絶対に全学に出ます。頑張ろう。
②塩 彼は目を疑うくらいの塩を振りかける事で有名です。日吉にある「くいしんぼ」というハンバーグ屋に昼に行くと毎回白米に塩の雨を降らせています。最初に見たのが夏場だったので戦略的に塩分不足を回避しているのかなと思っていましたが、冬にも同様にしているのでそうではないようです。
③ユニクロ 彼は僕と同じユニクロのバイトをしています。これを本人に言うと嫌がられるのですが彼の売り場での商品呼びかけの声は店の反対にいても聞こえます。これは決して揶揄している訳ではなく、店長に対して教えを求める姿勢など柔道に対する取り組みと共通する部分が数多くあり、尊敬しています。全ての物事に全力で取組む事の重要性を感じます。
④無関心 彼は「良い意味で」無関心です。人にあまり興味がないからこそ、彼が人の悪口を言っているのは聞いたことがありません。私などは頑張って良いやつを取り繕おうとしますが、彼はナチュラルに良いやつです。悔しいです。
以上須永陸也に関して記載させて頂きました。現在卒業論文の構想を考えているところですが、私は同期に関してでしたら卒業論文ほどのレポートを書ける気がします。同期が好きです。
明後日の慶甲戦、チームで全力で勝利を掴みに行きます。応援の程よろしくお願いします。
おわり