更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。絶賛キャンプ中の角田裕祐です。つらい暑中稽古も半分が終わり、残すところあと2日になりました。

暑中稽古4日目の今日は相撲部が練習に来てくれました。相撲で使える技を見つけるために参加したとのことでした。相撲部は知り合いが多いので、技を教えたり、実際に組んで乱取をしたりと、普段とは異なる雰囲気で練習することができました。実は僕、高校の時に柔道以外に相撲でもインターハイ、国体に出場させていただきました。最初は股関節を柔らかくしたり、体幹を強くするという柔道の補強的な目的で相撲を取り入れました。しかし、試しに試合に出てみたところ普段柔道のほうでは全くキレないはずの僕の内股が気持ちいいほど決まり、一時は僕の生きる道は柔道なんかではなく相撲なのではないかと錯覚してしまうほどでした。ただそんなにことがうまく運ぶことはなく、全国大会に出てみるととたんに僕の内股は通用しなくなり、恥ずかしながら1回戦目で自分よりも小さい相手に土俵のど真ん中でバックドロップをくらいあっさり負けました。相撲の決まり手的に言うと「居反り」っていうらしいです。あの投げられ方は仮に柔道だったとしても文句なしの一本です。なぜか僕が投げられた時だけ異常会場が湧いたので調べてみたところ、僕がやられた「居反り」という技は平成以降の幕内の取組では使われていないレベルで珍しい技だということが発覚しました。同じやられるなら記憶に残るやられ方ができてちょっとうれしかったです。今僕が柔道を続けているのも、県大会で辞めずに全国大会にでて「相撲楽勝!」なんていう変な勘違いから抜け出せたからなのではないかと思います。一時の勘違いで道を踏み外さず柔道を続けていることに感謝して暑中稽古あと2日間気合いいれて頑張りたいと思います。