こんにちは、経済学部マネージャーの土屋文乃です。関西・九州遠征が終わり、いつもの日常が戻ってきました。慣れない土地で2週間の遠征を耐え抜いた部員の皆さん、本当にお疲れ様でした。

最近、過去最高の優勝回数を誇る、大相撲の第69代横綱白鵬が引退相撲を行いました。その余波で、横綱が多くのメディアに出演しており、彼の功績や人柄を垣間見る機会が多いのですが、改めて横綱の偉大さと人柄に圧倒されています。私は伊勢ヶ濱部屋が贔屓で、決して白鵬派ではなかったのですが、今後二度と現れることの無いような、偉大すぎる横綱が活躍した時代に、相撲を楽しむことができた私は、本当に幸せ者だということに気がつきました。

15年近く横綱の座を守り続け、最前線で相撲界を盛り上げる絶対的なエース、計り知れない重圧と責任感を背負っていたのだろうと思います。現役中の横綱は、土俵の上ではもちろん、土俵の下でも物議を申すことが多く、攻撃的な人に私の目には写っていました。ですが、メディアに出る横綱の姿は、非常に穏やかなユーモアのある方で、初めて横綱の人間性を見たような気がしました。前線から退くまで、自分らしさよりも、横綱としての風格を守り続けてきたのだろうと思うと、私たちに理想的な横綱像を見せ続けてきてくれたことへ、感謝の気持ちで一杯になります。

今後は、メディアからは退き、親方業に専念するそうです。親方としても横綱を目指すと明言していて、もう既に自身の部屋から関取を排出しているなど、流石白鵬としか言いようがありません。一つ時代が終わってしまったことは非常に寂しいですが、今後、平成の大横綱白鵬が親方としてどのように相撲界を引っ張っていくのか、楽しみでなりません。

白鵬をはじめとする、旭天鵬、安美錦、稀勢の里、琴欧洲、琴奨菊、豪栄道など、華々しい時代に活躍した親方達が繰り広げていく新しい相撲の時代を、これからは楽しんでいきたいと思います。

今日はこれにて失礼致します。